理事長挨拶

みなさんは、1週間何も食べることができなかった、という経験をしたことがありますか?

私はかつて、潰瘍性大腸炎という病気の治療のため、何週間もの間、何も食べることができないということを繰り返していました。もちろん、入院して点滴をしているので、必要な栄養は摂取できています。しかし、寝ても覚めても続く空腹感に苦しみ、まだ手をつけていない食事を下げられてしまうという夢を何度も見ました。「もう、お腹がすいて、力が入らない…」という経験なら、多くの人がしているのではないでしょうか。その空腹感がずっと続くのです。

この経験を通じて、私は“食べる”ということは単に栄養を摂取するだけでなく、人間として生きていくために必要なことなんだ、ということを痛感しました

一方で世界に目を向けると、飢餓に苦しむ人が約8億人※いるといわれています。世界の人々の9人に1人の割合です。それだけ多くの人たちが、十分に食べることができずに苦しんでいるという現実があります。

ハンガー・フリー・ワールドでは、この現実に向き合い、だれもが十分に栄養のある食料を得られる世界の実現をめざしていきます。みなさんのご支援、ご参画を心よりお待ちしております。

 

特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド理事長
関口和孝

 

※データ 国連食糧農業機関(FAO)2015

理事長 関口和孝

(せきぐち かずたか)
1972年生まれ 神奈川県相模原市在住
八王子市職員
2004年から会員として支援を続け、ボランティアクラブを立ち上げるなど精力的に活動に関わる