活動レポート 日本

2017.10.20 日本

「世界食料デー」月間2017キックオフシンポジウムに登壇。食料問題に興味をもつ方々に活動国の現状を伝え、解決に向けた行動を起こしてもらうきっかけに

パネルディスカッションではNGO、民間企業、行政がこれからどう連携していくか具体的な話がなされた

10月1日にHFWが事務局を務める「世界食料デー」月間2017と横浜市資源循環局で、「世界食料デー」月間2017キックオフシンポジウムin横浜“考えよう!「食べること」「捨てること」~いま私たちにできることは?~”を共催しました。会場となった横浜市ははまぎんホールヴィアマーレには、社会人や学生など270名が集まりました。

基調講演では国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所長のチャールズ・ボリコ氏が、世界の食料事情と食料安全保障を脅かす要因、フードロスが及ぼす影響について説明しました。続く事例紹介ではHFWの海外事業担当職員佐藤が登壇。HFWの活動地では5歳未満児のおよそ3人に1人が栄養不良であり、飢餓の解決には持続的な取り組みが必要である現状を指摘。HFWはNGOとして地域にある物や人材、知恵を活用して経済的に貧しい人々、女性や子どもへの支援を行い、行政と住民の橋渡しをしながら、より良い制度を作ることを働きかけていることを紹介しました。

続いてセカンドハーベスト・ジャパン、パントリーコーディネーターの芝田雄司氏が、日本でも200万人が食べることに困っており、余剰食品を必要な人につなげる橋渡し役をしていると紹介。次にWE21ジャパン事務局長の森田夕紀氏が、WEショップを通じ、世界約30ヵ国への助成支援を行っているとことを話ました。続いて株式会社セブン&アイ・ホールディングス総務部資源・リサイクルオフィサーの藤照幸氏が食品ロスの削減と循環型社会の構築のために取り組んでいる商品開発や売り方の工夫を紹介。最後に横浜市資源循環局局長の尾仲富士夫氏が保育園での食育など、食品ロス削減のためのさまざまな取り組みを紹介しました。

パネルディスカッションでは参加者の質問にも答えながら、食料問題に取り組むNGO、民間企業、行政といったそれぞれの立場から、事例紹介を交えた活発なやり取りが行われました。

今回のイベントは、「世界食料デー」月間の10月に行動する人を増やしたいという目的で10月1日に開催しましたが、終了後の交流タイムで、「世界食料デー」月間に開催するイベントでワークショップをやりたいという大学生や、「学校でHFWのスタッフに講演をしてほしい」と伝えに来た高校生がいました。後日、大学生には教材を送付し企画が進んでおり、このシンポジウムが、飢餓の解決に向けて、行動を起こす人を増やすきっかけになりました。

 

HFW職員儘田が「世界食料デー」月間2017を紹介。食料問題の解決に向けた行動を呼びかけた

ホールには、参加団体の資料を展示するコーナーが設けられ、多くの人が手にとった

参加した方からのコメント

食料問題に関心を持っている人がこんなにたくさんいると知ってうれしくなりました。今日学んだことを家族や友人に広め、できることから少しずつ始めていきたいです。

NGO、民間企業、行政など様々な異なる立場の方の話が聞けておもしろかった。特に民間企業の事例紹介や取り組むなかでの難しさは、なかなか聞くことができないので良い機会でした。

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