エンディング・ハンガー・ゲーム開催 : 飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD     

活動レポート 日本

2007.08.09 日本

エンディング・ハンガー・ゲーム開催

各国・地域の間で売買・支援されたカードの途中経過を表にまとめます

さまざまな角度から飢餓や食糧問題について考える、シリーズ「飢餓のない世界を創ろう」(全4回)。その第1回目となる「エンディング・ハンガー・ゲーム ~参加型ゲームを通じて「食」の課題を理解する~」が、7月17日に東京・中央区の世界銀行東京事務所で行われ、大学生や会社員、NGOや国際機関の関係者などを交えた15名が参加しました。

エンディング・ハンガー・ゲーム(EHG)は、大きな世界地図の上で行う体験型ゲームです。参加者は、12の国や地域の住人にわかれ、世界の現状を元に配られた、食べ物、お金、軍事力、子どもの死亡率などのカードを、その国・地域の住人として売買・支援することで、飢餓のない世界の実現を目指します。

ゲーム前半では、貧しくもなく裕福でもない地域の住人役の方から「やることがない」という声が聞かれるなど、協力して世界の飢餓に取り組む雰囲気はやや低調気味。しかしゲーム後半では、援助の調整役が現れるなど、会場内の空気が徐々に変化。各国・地域が一致団結し、平等な世界を実現させていきました。ゲーム終了後の振り返りでは、「不平等な配分が飢餓を生み出していることがわかった」という声も聞かれ、世界の飢餓の現状を理解していただけたようです。

各国が協力しあって飢餓のない世界を目指します

参加者の声

ゲームを通じて、自分が住む地域を改善するためにはどのように考えて行動する必要があるか、他の地域の人々とどのように協力するべきかなどを考えさせられました。また、飢餓問題を識字率や乳幼児死亡率・軍事費など多角的な視点から考えることができました。

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