神奈川県立住吉高等学校で授業「貧困問題のつながりを知ろう」 : 飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD     

活動レポート 日本

2008.12.02 日本

神奈川県立住吉高等学校で授業「貧困問題のつながりを知ろう」

飢餓について、熱心に聴く生徒さんたち

11月6日、7日の2日間にわたり、神奈川県立住吉高等学校で行われた国際理解体験講座に講師を派遣。世界の貧困について生徒たちと共に考えました。当日は、およそ1時間半の特別授業に、全校生徒の中から希望者が各日約10名ずつ参加しました。もともと貧困問題に興味を持っている生徒が集まったため、みんな積極的な姿勢で臨み、グループワークも大いに盛り上がりました。

プログラムは、まず自己紹介からスタート。クラスの違う生徒同士が集まる中、30秒きっかりで紹介しきるというゲーム感覚の自己紹介で、いっきに場が和みました。続いて、飢餓についての基礎情報を伝え、HFWの活動紹介を行いました。世界では5秒に1人が飢餓で亡くなっている事実や日本の食料廃棄量に驚きの声が上がるなど、生徒にとってインパクトのある講義となったようです。

その後、3グループに分かれて「つながりワークショップ」を実施。これは、開発途上国の飢餓や貧困、豊かな国での浪費、地球温暖化、紛争など、世界の問題を1つの模造紙の上にちりばめ、それぞれを矢印でつなぎ合わせるワークショップです。「つながりマップ」をつくることで、各問題がどのように関わり合っているかがわかり、貧困の悪循環が浮き彫りになります。

体験的なワークショップを通じて、生徒たちは「自分も世界の問題に関係しているのだ」とわかりやすく気づくことができたようです。講座を終えるころには、「私たちの豊かな生活が貧困問題の原因の一つだと思う」という声も聞かれ、生徒たちが自分も世界の問題に関係していることに気づくきっかけとなる授業になりました。

世界の問題を模造紙の上でつなげ、貧困問題を考えます

参加者の声

高校生もユースのメンバーでボランティアに参加していると聞き、自分にもできることがたくさんあると感じました。(高校2年生)

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