活動レポート バングラデシュ

2012.04.24 バングラデシュ

お祭りを通じて自信をつける女性たち

   

自慢のピタを並べ終えて、ピタメラの準備は万端

ウィメン・エンディング・ハンガー(WEH)支援

2011年12月、HFWが支援する女性の自助組織WEHが、カリガンジ郡で毎年恒例の「ピタメラ」を開催し、大成功に導きました。ピタメラは、米粉のお菓子「ピタ」を手づくりし、屋台で販売するお祭り。バングラデシュ各地で開催され、冬の風物詩となっています。一般的には、女性たちはピタをつくるだけの役目。しかし、カリガンジ郡のWEHが開催するピタメラでは、販売、さらには企画や準備まで女性が行います。

WEHのメンバーたちは、HFWのアドバイスを受けながら、何ヵ月も前から準備をしてきました。街の商店や企業に協力を呼びかけ、会場設備やピタコンテストの賞品を寄付してもらうことに成功。はじめて企業訪問を行った前年よりも、多くの協賛を得ることができ、女性たちは自信を深めました。

また、それぞれの出店についても「私のピタはいい素材を使ってるのよ」、「やっぱり味が大事よ」と、ほかに負けまいと闘志を燃やします。さらに、デザインを工夫したり、伝統的なピタにこだわるなど、コンテストを意識して何週間も前から戦略を練る人も。女性たちは、表舞台でも臆することなく力を発揮するようになってきました。

お祭り当日、HFWカリガンジ事務所の隣につくられた会場には、WEHメンバーや近隣の商店など40店が出店。前年の2倍、1万人近い来場者がある盛況ぶりでした。会場を訪れた男性が「年々、進歩しているし、ここの女性たちは多才だね。秘められたパワーを感じる」と話すなど、ピタメラを通じて、女性たちの力が地域で認められてきています。(バングラデシュ支部 プログラム・ディレクター:アンジュマン・アクター)

見ているだけでも楽しい、さまざまなデザインのピタ

見事入賞し、賞品を受け取る女性

「ピタメラからはやる気をもらえるの」

「ピタメラからはやる気をもらえるの」 ジュティさん(カリガンジ郡モリクプール村 WEHメンバー)

私の村では見られない色々な種類のピタを見て、本当にやる気をもらいました。つくり方もカリガンジの女性たちから聞いたので、ボダに帰ったらピタを作りたいと思います。ボダの他のWEHメンバーとも話し合い、私たちもピタメラをやることにしました。

ジョスナ・アクターさん(ボダ郡バニアパラ村 WEHリーダー)

事業概要:ウィメン・エンディング・ハンガー(WEH)支援

期間:2003年12月~ 対象地域:カリガンジ郡 , ボダ郡

バングラデシュの農村部では、女性の地位が男性よりも低く見られています。女性は教育を十分に受けられず、手に技術をつけることもできません。その結果、自立しようにも手段がなく、貧しい生活から抜け出すことができません。ハンガー・フリー・ワールド(HFW)では、そんな女性が自立に向けて力をつけるために、自助組織ウィメン・エンディング・ハンガー(WEH)の活動を支援しています。


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