西部に続き、東部ではモシ族の王バオンゴ氏と面会。「食料への権利」憲法記載への大きな後ろ盾を得ました : 飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD     

活動レポート ブルキナファソ

2018.05.17 ブルキナファソ

西部に続き、東部ではモシ族の王バオンゴ氏と面会。「食料への権利」憲法記載への大きな後ろ盾を得ました

バオンゴ氏は威厳のあるたたずまいながら、終始にこやかで、HFWへの協力を約束してくれた

4月4日、ブルキナファソ東部一帯に強い影響力を持つ部族のリーダー、バオンゴ氏にHFW職員らが面会しました。西部に影響力をふるうボボの王マンデーレ氏に続いての訪問です(詳しいレポートはこちら)。バオンゴ氏も、その言動が政治・経済・文化の各方面において、ブルキナファソの人々に大きな影響を及ぼしています。「食料への権利」を憲法に明記してもらうため、活動資料を手渡し、これまでの活動について説明するとともに、協力を要請。快諾を得ました。

説明を聞いたバオンゴ氏は、「食べることは最も基本的な権利です。食べ物がなければ人生で何もできません。ですので私はHFWの活動を支持します。私は今日一緒に来たような若者たちに、日本人のように勤勉に仕事をするように勧めています。なぜなら、自分自身の収入で暮らすことのほうがはるかにいいからです」と話しました。

この面会にはテレビ局3社とラジオ局3社、新聞社2社、2つのWEBメディアが同行し、それぞれの媒体で紹介してくれました。HFW職員はテレビとラジオのインタビューに応じ「食料への権利」憲法記載の重要性を訴え、ラジオを通じてブルキナファソ国民800万人のうち約250万人以上の人々にメッセージを届けることができました。また、新聞とWEBメディア合わせて約10万人に影響を与えることが期待できます。

今回の面会には、これまで憲法記載のキャンペーンを中心に担ってきたYEHから2名が参加。国の将来のために活動する青少年の姿を印象づけました。

HFWでは今後もバオンゴ氏と連絡をとり、憲法に「食料への権利」が記載されるよう働きかけていきます。

6名のHFW職員に2名のYEHメンバーで面会。「食料への権利」の憲法記載を呼びかけるバナーと一緒に撮影

8つのメディアから10名のジャーナリストが取材。インタビューを受けるHFW職員

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