活動レポート 日本

2014.01.01 日本

「消費者市民社会」の実現のために。 日本人の消費と世界の飢餓とのつながりを伝えました

専門はヒューマンリソースだが、消費者問題は身近な問題と、熱心に耳を傾ける共催の柳沢ゼミの学生たち

1月18日、明治大学駿河台キャンパスで、主に若者を中心とした市民が対象の「『消費で未来をかえる?! ~「社会の豊かさ」をつくる消費行動~』 消費者市民社会を考える集い in 明治大学 feat.千代田区」が開催されました。学習発表をした学生に応援リレーメッセージを行う社会人の一人として、事務局次長の田中が登壇しました。

当日は、学生42名を含む75名が参加。前半は、開催前に消費行動と社会の関係について学習した明治大学の学生が成果を発表。ブラック企業蔓延や格安ショップにおける労働者の酷使や搾取などの背景には、消費者の低コストへの要求があること、それに対してフェアトレードは高価ではあるが生産者の生活を考慮していることなどがわかりやすく説明され、学生自身にできる取り組みが発表されました。
後半は発表を受けて、社会人からの応援メッセージ。田中は、大量に輸入し大量に廃棄する日本の消費行動と、世界の飢餓のつながりを説明。一人の消費行動が、世界に影響していることを伝えました。また、世界も身近な環境も自分の行動で変わる、と学生が将来に希望を持てるよう体験談も。世界を変えるNGOの仕事とHFWの組織改革を事例に、「嫌なことを変えたいなら、自分のことだと捉える、理想を持つ、まわりを巻き込む、目の前の課題に一つひとつ取り組む。そうすることで、自分の暮らしたい環境が必然となって現れる」とメッセージを送りました。
田中のほか、千代田区、企業、生活協同組合で活躍する3名の社会人からも、経験に裏打ちされた社会人ならではのメッセージがあり、学生をはじめ、参加者はより多角的に消費行動が理解できるようになったようです。

イベント名にある「消費者市民社会」とは、消費者・生活者の行動を通して、公正な市場、社会的価値の創出、心の豊かさを実現する社会のこと。 その普及と実現のために、2012年12月には、消費者教育の推進に関する法律も施行され、国や自治体、学校などの公共団体、消費者団体は、さまざまな啓発活動をはじめています。
本イベントもこのような背景から、東京都と東京都生協連が連携した事業として、東京都生協連、生活サポート生活協同組合・東京、明治大学商学部柳沢ゼミが共催したものです。消費が環境、経済、社会に与える影響を理解し、持続可能な社会をめざすという消費者市民に求められる力は、まさにHFWの啓発活動の趣旨と合致しています。

4つの学生チームによる事前学習発表。次世代プレゼンテーションツールを使いこなし、真摯に課題に取り組む姿に、会場からは「娘と同じ年齢とは思えない……」と感嘆の声が

自身の学生時代のボランティア経験から、若者にできることはたくさんある、と熱意を込めて語るHFW田中事務局次長

これから先の未来を明るくするためにも、自分自身がんばっていこうと思う。(大学生)

さまざまな場所で活動している人たちが、どのような理念を持って消費のあり方について考えているのかがわかり、自分でも現代の消費社会の問題について、話を聞いて感じたことを踏まえて行動していきたいと思った。(大学生)

若者へ応援メッセージを真剣に話す姿勢が見えて、感動しました。(社会人)

消費者教育は大切ですね。全大学で、ぜひ進めてほしいです。大学生にも自分にも言えることは、やはり自分で課題を見つけて考える、いろいろチャレンジする、そしてあきらめない。そのために理念や夢が大切だと思います。まわりに語り、まわりを巻き込み実行していこうと思います。(社会人)

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