活動レポート 日本

2012.06.08 日本

出版記念イベント「『もったいない』から考える、私たちにできること」を開催

イベント前半、HFWの儘田(左奥)の話しに耳を傾ける参加者たち

5月12日、東京都港区のソフィア麻布にて『世界から飢餓を終わらせるための30の方法』の出版記念イベント、「『もったいない』から考える、私たちにできること」を開催しました。この日は、本のテーマの中から特に身近な問題である「食料ロス・廃棄」をピックアップ。参加者の経験を元に、ワークショップ形式で食料問題について考えました。

イベントは、ハンガー・フリー・ワールド(HFW)の星野直副理事長のあいさつに続き、国内事業担当職員の儘田由香がHFWの活動や、世界から飢餓がなくならない要因を本の内容とともに紹介しました。そして、今回その要因のひとつとして取り上げる「食料ロス・廃棄」については、国連食糧農業機関(FAO)日本事務所の大軒恵美子さんが詳しく解説。生産から消費までの流れの中で起きている食料のムダや、世界の現状をお話しいただきました。

ワークショップでは最初に、食べ物をムダにしてしまった経験を各自振り返った後、6~7名のグループで話し合いながら、その原因を考えていきました。すると、「食べるつもりでまとめ買い」や「冷蔵庫の中身を忘れていた」「ダイエット」など日常のひとコマが。さらに、個人の意識だけでなく、まとめて買うと安くなったりする販売方法や流通の仕組みにも問題があるのでは、という声があがりました。こうして食料が無駄になる背景、原因を掘り下げてみた後は、これを防ぐアイデアを一人ずつ発表。「食品は量り売りする」「天気予報で食品が腐りやすい注意報を出す」など、昔ながらの知恵を生かしたものから個性的な発想まで、自由な意見がたくさん出ました。

この日の参加者は、飲食店に勤める社会人から高校生まで、年齢も職業もさまざまな26名。食べ残しなど身近な経験から、その背景にある流通の仕組みや社会のあり方までを考えていくことで、私たちの暮らしと世界の飢餓とのつながりを意識する機会となりました。  (2012.06.08)

付箋を使って食べ物が無駄になってしまう背景を整理していきます

「中身を忘れないよう、透明冷蔵庫を開発!」 ユニークなアイデアの数々も

参加者の声

さまざまな年齢、職業の人と意見交換する貴重な機会でした。普段自分が何気なく行っている「食べ物を残すこと」には複雑な背景や自分の考えが影響していることに気付かされました。(30代・女性)

食料の無駄について考えてはいるけれど、行動に移していないことに改めて気が付いた点が良かったです。もう少し勉強をしてみたいと思います。(20代・男性)

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