活動レポート 日本

2009.08.03 日本

参議院の調査会でアフリカ支援について提言

参議院議員の前で発表する4名の参考人

6月24日、参議院の「国際・地球温暖化問題に関する調査会」に、ベナン・ブルキナファソ2ヵ国とアドボカシーを担当するHFW職員の冨田沓子が参考人として出席しました。この調査会は、参議院議員が政策立案などの参考のために専門家を招いて話を聞く場。「アフリカ援助の現状と課題」というテーマのもと、約20名の参議院議員を前に、招かれた参考人4名による講演と、議員との意見交換が行われました。

冨田は、ブルキナファソでは、地球温暖化の影響で砂漠化が進み、国内で農作物を自給することが困難になっていることを説明。このような状況に対し、食料増産や経済成長への支援のみでは貧困層に支援が行き届かないこと、そのため格差のない社会づくりが必要であり、保健衛生や栄養改善などの基礎的な社会保障を整えることも重要であると伝えました。

また、日本政府によるアフリカ支援に期待することを提言。昨年行われた第4回アフリカ開発会議(TICAD Ⅳ)の内容を取り上げ、日本はアフリカ支援倍増を約束しているものの、支援を行うための現地調査には、現場を知るNGOが全く関わっていないことを指摘しました。支援を行う上で住民との対話は不可欠ですが、現地の政策に携わるのは、農村部の状況をよく知らない都市部の人々。NGOは、支援の対象となる農村部の住民との対話を行えるだけでなく、中央・地方政府とのパイプ役にもなれます。TICAD Ⅳで約束されたアフリカ支援におけるパートナーシップの中に、NGOや市民社会をきちんと位置づけていくことの重要性を訴えました。

現場の声を取り入れようという議員と、提言する参考人との活発な意見交換は約3時間にも及びました。今後のアフリカ支援政策に関する議論が、より良いものになることが期待されます。

画像を取り入れながら現地の状況を語る冨田

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