活動レポート ウガンダ

2008.02.01 ウガンダ

カブブ区で、井戸16基、公衆トイレ7ヵ所の建設に着手

 

建設中の井戸

カブブ区・水と衛生

ウガンダの農村地帯では、水道や井戸などの安全な水を利用できる住民は56%で、全住民の半数近くの人々が汚い湧水を飲料水として利用しています。また、衛生的なトイレを利用できる人の比率は41%とさらに少なく、多くの人々が藪などで用を足しています。そのため、大勢の人々が行き来する市場の周辺などでは、ふん尿による地下水の汚染が深刻化しています。

汚染された水を飲み、さらに水浴などに使用することは、赤痢、腸チフス、寄生虫症、皮膚病や眼病の原因となります。医療施設の不足と貧しさのために、医者の治療を受けることが困難な農村地帯の家庭も多く、子どもにとって、これらの感染症にかかることは命取りになることもあります。また、もともと栄養不良状態なうえに、せっかく取った栄養が、下痢や寄生虫のために十分に吸収されず、ますます栄養状態が悪化するという問題も起きます。

そこでHFWウガンダでは、2002年以来、活動地の農村部5地区で浅井戸39基の建設と小学校建設の際に男女別の衛生的なトイレ5ヵ所の建設を行ってきました。今回新たに井戸を建設するカブブ区でも、7ヵ村のうち3ヵ村で10基の浅井戸を設置しました。こうした地域では、汚染された水が原因と思われる病気が8割も減少。また、水汲みの際に泉のまわりで蚊にさされてマラリアにかかることも少なくなりました。しかし、カブブ区の残る4ヵ村では、人口約6000人に対して深井戸1基しかなく、住民の9割が汚れた泉の水を利用しています。

今回、外務省の日本NGO連携無償資金協力の資金を得て、この4ヵ村で浅井戸16基と公衆トイレ7ヵ所の建設に着手することができました。これまで汚い水を使わざるを得なかった住民たちは、2008年9月に予定されている井戸と公衆トイレの完成を心待ちにしています。完成後は、大きな修繕が必要な場合の修理をカブブ区の行政が担当し、日常的なメンテナンスは村人自身が行います。選挙で井戸と公衆トイレ管理委員会を設立。壊れないような使い方のルール、水汲みの利用時間帯や修繕積立金などについて、村人自身が決めて管理していきます。

※浅井戸と深井戸:浅井戸は深さ15m程度の手掘りで建設できる井戸。水脈が比較的浅い谷の近くなどに設置できる。深井戸は深さ30m程度の機械で掘られる井戸。民家の近くなど任意の場所に設置できる。浅井戸は約40万円、深井戸は約150万円以上の予算が必要となるため、HFWウガンダでは同じ予算で数多く設置できる浅井戸を主に建設している。

日本の外務省の支援によりHFWが建設したと書かれたプレート

建設中の公衆トイレ

Message from Uganda

準郡の予算は限られているので、住民の中で蔓延している病気が、汚染された水が原因とわかっていても、なかなか改善することができませんでした。しかし、今回HFWが安全な水をもたらす設備を提供してくれるので、本当に感謝しています。私たちの役割は、これから建設される設備が壊れてしまった場合に、きちんと修理し、住民が継続してその恩恵にあずかれるよう守っていくことです。

カブブ区があるナンガボ準郡の高官

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