活動レポート ウガンダ

2013.09.28 ウガンダ

一時は中断した養鶏とトウモロコシ栽培を再開。 鶏は順調に生育し、卵は栄養ある食材として役立っています

   

夫を亡くした一家にとって、鶏は貴重な収入源として大切な存在になっている

養鶏・トウモロコシ栽培

2007年にナッケデ区で開始され、成果を上げつつあった養鶏とトウモロコシ栽培でしたが、2009年、いくつかの県で鶏の病気が流行り、さらに干ばつでトウモロコシが枯れてエサ不足になるという事態が起きました。その結果、ナッケデ区でも配布した鶏は死んだり、エサをやれないために売られたりしました。なかには売ったお金でひなを買い直し、続けている人もいますが、大勢の人が鶏を失ってしまいました。

事業を再開するにあたって、HFWは、まず、住民の活動の盛んなルグジ区から先に始めることにしました。2013年3月にルグジ区のウィメン・エンディング・ハンガー(WEH)の女性40名に鶏を5羽ずつ配布。鶏を配布する前には、前回同様に研修を行い、エサの配合や鶏小屋で飼育することの利点などを伝えました。それぞれの家庭に鶏小屋を設置してもらい、きちんとしたものであるかどうかを確認。さらに、配布する鶏は、前回は地鶏でしたが、今回は政府の推奨するクロイラーに変更。ウガンダでは養鶏家によく飼われている種類で、成長が早くて病気に強く、エサは何でも食べます。さらに鶏に予防接種を行い駆虫剤を使うなど、病気への対策も施しました。
その結果、鶏は順調に生育し、8月から卵を産みはじめました。卵を孵化させて鶏に育て、市場で売る計画を立てる人もいます。鶏1羽は40000シリング(約1542円)、卵1個は300シリング(約12円)で売ることができ、貴重な収入源になります。卵はゆで卵やスープに入れるなどして栄養価の高いたんぱく源として各家庭で食べられています。

また、栽培を始めたトウモロコシは住民の主食であり、鶏のエサにもなる大切な作物です。トウモロコシの栽培についても研修を実施。2012年8月にトウモロコシの種を配布し、2013年2月には無事収穫することができました。さらに種用に残していた分を2013年3月に植え、8月に再び収穫することができました。 ウガンダでは1年に2回収穫することができます。

成功の確率の高いルグジ区での事業の順調な推移を受け、その成果をナッケデ区に生かそうと、2013年10月には30名の女性を対象に鶏の飼育法についての研修が始まりました。待ち望んでいた事業の再開だけに、住民の期待も高く、成功が望まれます。両地域で鶏とトウモロコシは、住民たちの栄養改善と収入創出に大いに役立っていきます。

卵はゆで卵にして食べられることが多い

クロイラ―種は地鶏に比べて体が大きく性質もおとなしい

収穫された白い品種のトウモロコシ。食用バナナに代わり今では主食として最もよく食べられる

Message from Uganda

鶏の卵をかえして100羽くらいにまで増やしたい。すごくわくわくしています。収入は子どもの学費にあてたいです。

ムギシャ・ベニナさん(ブダーリ村住民)

地鶏は卵をあまり産まないので1ヵ月に1回くらいしか食べられなかったのですが、今はめんどり1羽につき1日1個産んでくれ、3羽いるので、以前より頻繁に卵を食べられるようになりました。

クリスティン・カナクリヤさん(ルグジ村住民)

事業概要:養鶏・トウモロコシ栽培

期間:2007年3月~ 対象地域:ナマユンバ準郡ナッケデ区、ルグジ区

活動地のワキソ県ナッケデ区には、農器具や種などを購入する資金が足りないため、土地を開墾できずにいる貧しい住民が多くいます。そこでHFWはナッケデ区で養鶏事業とトウモロコシ栽培を開始。人々が待ち望んでいた、収入向上の機会が生まれました。


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