活動レポート ウガンダ

2015.06.15 ウガンダ

「子どもと女性の権利」について、子どもたちの劇やダンスなどで学びました

熱心に練習したダンスを披露。4年生から7年生までの27名の生徒が出演

食料への権利啓発

HFWが支援するルグジ区の吉見百合枝記念小学校で、子どもと女性の権利について学ぶイベントを、10月に行いました。HFWは飢餓をなくすうえで大切な「食料への権利」を住民に伝える啓発活動を以前から行っています。ところがウガンダでは人権という概念がまだ浸透していません。そこで手始めとして、まず身近でわかりやすい子どもと女性の権利について学んでもらおうと企画しました。

子どもの保護者が対象でしたが、ほかにもルグジ区協同組合の役員、ナマユンバ準郡の女性議員、地元新聞社の記者なども参加。約80名を前に、生徒たちが音楽やダンス、啓発劇を披露。啓発劇では、継母が子どもをいじめて学校にやらずに働かせる様子や、継母自身も夫に暴力を振るわれ生活費を使われたり、食事を全部夫に食べられてしまったりする様子が演じられました。

HFWが2013年に行った区の住民の人権意識調査では、子どもの虐待や児童労働、早婚、女性への差別、夫による家庭内暴力などの問題があることが浮き彫りになっています。観客たちは生徒たちの迫真の演技に感嘆する一方で、自分たちの考え方や行動を見直すことが大切で、そのことによって社会を変えられるということに驚き、また勇気づけられたようでした。今回のイベントは、大勢の人に学んでもらえるようDVDに収録し、他の学校にも配布予定です。

また、「食料への権利」についても、子どもたちが学べるように「食料・女性・子どもの権利クラブ」が校内で結成されました。全学年から20名が参加して、権利についてのディスカッションをするなど活動を始めています。

観劇後、保護者が感想と意見を発表

練習を重ねた子どもたちが家庭内の様子を熱演

Message from Uganda

出演できてとてもうれしいです。歌や劇はおもしろくてためになる内容で、たとえば大酒飲みのお父さんが権利を守らないことは悪いことで、僕たち子どもから教育を受ける権利を奪っているのだということを、保護者の人たちに伝えることができたと思います

センピラ・トニー君(13歳、7年生)

家で何気なしにしていることが女性や子どもの権利の侵害になっていることがわかりました。私は一家の主として家族のためにさまざまなことに決断を下します。でもときには間違うこともあり、ほかの家族にも相談する必要があるということを学びました

カレマ・ジュードさん(ルグジ村の住民)

子どもや女性にこんなひどいことをするのは私たち自身であり、よその人ではありません。権利の侵害をなくすことは、保護者として私たちの責任です。このような権利の侵害は、家の恥になる、と誰もが秘密にするために続いているのです。特に女性のみなさんに家庭でそのようなことが起こったら、地域で影響力のある人たち、役所や地方議員、裁判所などに実情を明かすよう強く訴えたいと思います

ナキントゥ・ラティファさん(ルグジ区議会議員)

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