特集

2011.03.01 Special Issue No.31

貧困を終わらせる。世界と私たちの約束
~あと5年。私たちにできること~ 3

31_top

INDEX

私たちの声が集まれば、MDGs達成の後押しに

これまで、NGOのネットワークや国連機関などが協力し、世界中で、市民の目線からMDGs達成に向けたアピールが行われてきました。2008年に日本でG8北海道洞爺湖サミットが開催されたときには、多くのNGOや市民が国内外から集まり、世界から貧困をなくすことや、MDGsの達成を訴える制作提言活動が行われました。日本国内のNGOも連携して「100万人のたんざくアクション」などを実施。当時の首相に国民の声を届けました。けれども、それ以降の国内での関心の高まりは十分とはいえません。

MDGsの認知度が低い一方、20~69歳の男女943人を対象としたアンケートで、貧困、飢餓、教育など、MDGsの各目標に関心があると回答した人は70%以上にものぼります(ワールド・ビジョン・ジャパン調査2010年)。私たちは、世界の問題について関心があるかと聞かれれば、関心があると答えます。ただ、普段は問題について知る機会が少ないのかもしれません。解決に向けて気軽に行動を起こせる機会を、NGOや市民社会がもっと増やし、私たち一人ひとりが一緒に行動していく必要があるのではないでしょうか。

31_02_1

G8サミット直前、札幌でピース・ウォークを実施。国内外から3000人が参加した


私たちにできること

各国が努力して達成すべき目標。その努力を後押しするのが市民の声です。私たちはMDGsを知り、達成したいという意思を伝えることで、世界をよりよく変えていくことができます。具体的には、NGOなどが行うキャンペーンや身近なアクションに参加することで、MDGs達成の意思を表現することができます。また、MDGsについて報じられる新聞やテレビ、インターネットのニュースを見て、わからないことがあれば質問を送るなど、視聴者としての関心を伝えて、MDGsに関する報道を増やすこともできます。

まずは、MDGsについてインターネットで検索してみる、家族や友人と話してみる、そんなことからはじめてみませんか。


私たちの声を集めよう! MDGs達成に向けてのキャンペーン

MDGs2015キャンペーン

31_09

http://www.janic.org/more/mdgs/
MDGs2015キャンペーンは(特活)国際協力NGOセンターによる、MDGsの意義を幅広く社会に知らせるとともに、その目標達成のために行動する人を増やすことを目的としたキャンペーン。twitterを活用した特設サイト、イベントやセミナーなどを開催している。

31_03_1

東京・日比谷公園のグローバルフェスタ2010でのキャンペーン特別イベントで、HFWウガンダ担当職員の吉田千代子が世界の飢餓の現状を伝えた

STAND UP TAKE ACTON

31_10

http://www.standup2015.jp/
STAND UP TAKE ACTONは世界100ヵ国以上のNGOネットワーク「GCAP」による世界同時イベント。10/17世界貧困デーに一人ひとりが立ち上がることで、MDGsの達成と貧困をなくしたいという意志を示し、各国の代表者たちに約束の実現を求める。2009年は世界各地で1億7000万人以上が参加した。

ST

MDGsレビュー・サミットに向けたSTAND UP TAKE ACTON 2010のアピールのため、東京・渋谷をパレード。HFWからも多くの職員、ボランティアが参加