ベナン 地域発展のカギ

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支援によって建てられた幼稚園で学ぶ子どもたち
支援によって建てられた幼稚園で学ぶ子どもたち

子どもも大人も。
すべての人に学ぶ機会を

2004年に本格的にはじまったベナンでの活動。現在は、商業都市コトヌから比較的近いベナン南部のベト村が活動地です。生活の基礎となる教育、保健施設の整備を中心に活動を進めています。特に教育はすべての基礎。まだベナンでは例の少ない3〜5歳を対象とした幼児教育から始め、高校卒業レベルまでの教育を同地域で受けられるようにすることが一つの目標です。教育を受ける機会がなかった青少年・成人対象に識字教室も実施。読み書き、計算のスキルを軸に、収入を向上させるための職業訓練も行い、自立を促しています。

教育、医療。生活の基礎に手が届かない

調査の結果、子どもの15.6%が危惧すべき栄養不良状態と判明
調査の結果、子どもの15.6%が危惧すべき栄養不良状態と判明

教育を受ける機会を逃した女性たちが識字教室で読み書きを学ぶ
教育を受ける機会を逃した女性たちが識字教室で読み書きを学ぶ

団結して幼稚園建設に協力する地域の大人たち
団結して幼稚園建設に協力する地域の大人たち

Message from…

「卒園式など行事は、成果を地域の人たちに見てもらえるチャンス。保護者会をあげて準備に取り組みます(保護者会代表)」

HFWが活動するベト村は、比較的都市部に近い地域ですが、住民とともに実施した調査では、初等教育の就学率、栄養不良児の割合、医療機関への距離などは、ほぼベナンの平均もしくはそれ以下という結果に。国際団体の支援が北部に集中しているなか、比較的豊かとされるベナン南部にも、見落とされている貧困地域が多く残っていることがわかりました。

ベト村では、一番近い保健医療施設は、7〜8km離れています。また、教育機関は、人口約8000名に対して小学校が1校あるのみ。中学校以降の教育を継続できないことが、就学率を引き下げる要因となっていることがわかりました。大人たちも大部分が小学校低学年までの教育しか受けていませんでした。

教育には、命を救う役割もある

そこでHFWは、まず教育を受ける機会を逃した10代の青少年と大人を対象に識字教室を開始しました(04 年12月)。今までにのべ400名以上が現地の言語フォン語での読み書きと計算を学んでいます。卒業生の中には学んだことを生かし、グループをつくって小さな商売をはじめ、自らの収入向上に役立てている人も。特に家庭のカギを握るお母さんが知識と収入を得ることで、子どもの教育や健康のために投資をすることができるようになりました。

次に、3〜5歳が通う幼稚園を開園(06年10月)。衛生管理など病気を予防する術を身につけるには子どもの頃からの習慣を改善することが最善と考え、農村の子どもが必要とする教育カリキュラムをゼロからつくっていきました。そして、働きに出る年齢前の子どもたちが早くから教育を受けることによって、親には教育を継続させようという意識が強く芽生えはじめています。

今では、3クラス90人以上の子どもたちが通う「ベト村幼稚園」は、地域の活力の中心。子どもたちの成長が、地域の大人たちの意識や行動に変化をもたらしています。

感謝の気持ちよりも責任感

現在6教室ある識字教室では住民の中から識字普及委員が選ばれました。授業中に先生の補佐をしたり、通ってこなくなった生徒の家庭を訪問するなど、識字普及100%を目指し、地域住民同士で支えています。幼稚園には、活発な保護者会があり、先生たちと連携して日々子どもたちの教育環境の改善に努めています。よりよい地域をつくろうというみんなの責任感が、住民同士の連帯を促します。

どんな国?

奴隷制度の歴史の印象が強いものの、現在では、アフリカの民主化のお手本と言われるほど、みんなで話し合い、協力し合う国民性が、発展の土台となっています。

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Benin Staff

活動を支えるのは4名のスタッフ。現地住民や専門家などから、多くのサポートを得ています。

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