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保健センターで栄養粥を食べる赤ちゃん
ブルキナファソの首都ワガドゥグから25km、都市にほど近い農村地域クブリ郡で、地域の保健センターを拠点に、その周辺住民の栄養改善と収入向上などを目的とした活動を進めています。
0〜5歳の子どもたちに定期的な栄養指導と治療を行い、発育の基盤を支えています。そして、学校に通う育ち盛りの子どもたちが集中して勉強できるよう、給食を提供しています。さらに、HFWが直接支援できない子どもたちにも効果的に支援を広げるため、お母さんたちが安定した収入を得られるよう、小規模ビジネスを支援しています。

雨が不足し、荒れてしまった農地

協同組合による落花生の皮むきビジネス

保健センターで体重を測定して発育状況を診断
世界でも7番目に5歳未満児死亡率が高いブルキナファソ(ユニセフ2009年)。HFWの活動地でも、3人に1人が、栄養不良や治せるはずの病気で5歳の誕生日を迎える前に命を落としてしまいます。
乾燥地帯のクブリ郡では、水源はとても乏しく、雨に頼って農業を行っているため、年によっては十分な収穫を得られないことも。現金収入の機会は限られているため、足りない食料を購入することも困難です。また、年々気候変動などの影響で雨季が短くなり、天候が予測不可能になってきています。この地域は、比較的都市部に近いという特性をいかして、小規模ビジネスを始めれば、市場には可能性はあるものの、そこに投資できる元手がないのが現状です。
HFWブルキナファソでは、乳幼児死亡率の高いこの地域で、2006年に赤ちゃんの栄養改善に着手しました。HFWが活動を始める数年前までは、国が地域の保健センターに併設された栄養改善センターを運営していました。しかし資金難により栄養改善センターは閉鎖されてしまいます。そこで、空き家となっていた建物と経験あるスタッフを再活用し、HFWの支援で、0〜5歳の子ども対象の栄養改善事業が再開されました。以来、栄養改善センターは、保健センターの協力のもと、3年間で300名以上の子どもたちの栄養状態の管理を担ってきました。
現在、この保健センターを利用する12ヵ村(約2万4000名)のうち、もっとも貧しい4ヵ村で、各村の女性協同組合と協力し、お母さんたちの収入向上事業を行っています。農耕具を購入し、農業の効率化を図った組合では、耕具の貸し出しからも収入を得られるようになっています。また、収穫の一部をHFWが支援する学校給食事業に提供するなど、協力の輪が広がっています。
HFWが支援する収入向上事業はすべて住民たちの発案。特に、女性との話し合いから生まれたものがほとんどです。2008年には、ウェドビラ村協同組合のメンバーを対象にマイクロクレジット(小規模貸付)を開始しました。その際、メンンバーからは、借り受けた資金によって行う小規模ビジネスのアイディアが飛び交いました。モミがついたままの米を購入し、いぶして香りをつけてから売ったり、地酒づくりの素となる果実を加工したりといった、周りの住民のニーズを把握している女性ならではのビジネスアイディアも。彼女たちはHFWの資金を最大限に活かそうと、近隣3つの市場の価格情報集めにも余念がありません。
砂漠化の進む乾燥地帯が多く、農作物が十分にとれません。一方、世界に向けたアフリカ文化・芸術の発信地でもあります。
再始動したYEHブルキナファソ、小学校での活動を開始
活動を休止していたHFWの青少年組織YEHブルキナファソが、2011年8月に活動を再開......

2008年着任の事務局長を中心に、男性3名で奮闘。現地、日本のNGOとも協力しています。