大野なぎささん(ベナン)、林佑磨さん(ウガンダ)、後藤真美さん(バングラデシュ)
滞在期間:2011年8月1日〜9月16日
ハンガー・フリー・ワールド(HFW)の青少年組織ユース・エンディング・ハンガー(YEH)ジャパンを代表して、3人の大学生が、ベナン、ウガンダ、バングラデシュを順に訪問します。現地からの日記をお届けします。
< ベナンの日記 | ウガンダの日記 | バングラデシュの日記 >
YEHベナンメンバーとの会話はつきません
こんにちは。 今年のYEHベナン全国会議に参加することになったYEHジャパン事務局の大野なぎさです。7月31日の夕方に日本を出発し、バンコク、パリを経由してベナンにやってきました。一人で緊張していたせいか、計38時間のフライトもあまり長く感じませんでした。
8月1日22:00に無事ベナンの首都コトヌに到着。HFWベナン支部事務局長のファトゥマトゥさん、日本から先に現地入りされていたHFW本部職員土橋るみさんが待つ場所へ早く行きたいと思う気持ちを抑えながら、荷物を取りに行きました。ここでハプニング発生! 私のスーツケースがベナンに届いていなかったのです。私が焦っている中、2人が来てくれて私を勇気づけてくれました。近いうちに届くと信じることにします。
HFW現地職員さんやHFW本部職員さん、それにYEHベナンメンバーがいるので、心細く感じることもありません。これからの一週間、いろんな人との交流があるので、笑顔を忘れずに楽しく、充実した日々を送りたいです。 さぁ、みなさんもこの日記を通じて、私と一緒にベナンに行った気分で、ベナンの生活を体験してみてください^^
ミーティングは2時間を超えました
今日は、午前中にHFWベナン事務所へ。普段なら、朝9時から職員さんたちが出勤してくるのですが、今日は昨日に引き続きベナンの独立記念日で休日だったので、事務所にいたのは元YEHメンバーで現HFW職員のナタナエルだけ。とても暖かく迎えてくれました。
午後は、YEHのメンバー7人とナタナエル、本部職員さんと一緒に、全国会議当日にYEHメンバーを会場まで連れて来てくれるバスの運転手さんとの打ち合わせと値段交渉に。その車中は、とにかく賑やかでした。アフリカの音楽が流れて、それに合わせてみんなで歌ったり、手をたたいたり。私もいつの間にか彼らと一緒にリズムにのっていました。
帰宅後、このメンバーとミーティングを行いました。私が、「ベナンメンバーの一員になりたい」と言ったら、みんな拍手して迎え入れてくれました。ミーティングでは、私からYEHベナンメンバーに質問をしただけでなく、ベナンメンバーからも質問や要望がきました。笑いもありつつ、真剣な会話ができたことをうれしく思います。今日で、ベナンメンバーとの距離がぐっと近づきました。彼らと一緒に、YEHベナンをより実践力のある団体にしたいと強く思いました。明日が来るのが待ち遠しいです!
全国会議の横断幕を会場の外に設置
今日は朝からずっとYEHメンバーと一緒にいました。いよいよ明日に迫った全国会議に向けて、準備を行うためです。今日は、HFW本部職員のるみさんと一日別行動だったので、フランス語でYEHメンバーとうまくコミュニケーションがとれるか不安でした。が、以外にも昨日よりももっとYEHメンバーとの距離がぐっと近づいたのです。
今日は、まずYEHメンバーと車に乗って、報道局に行き、全国会議の様子を中継してもらえるように交渉しました。それが終わったら、次は、当日使用する会場に行って、横断幕の看板を設置したり、机やいすの準備をしたり、プロジェクターのセッティングをしてきました。途中、お昼ご飯に屋台のサンドウィッチを食べたり、歌ったり、踊ったり、とにかく賑やかでした。ベナンの人はみんな音楽がとても大好きなんだと感じました。
今年は、去年以上にHFWの助けを借りずに準備を進めてきたので、YEHメンバーみんなの熱意はすごいです。全国会議の準備も無事終わり、あとは明日が来るのを待つだけです。明日は朝早いので、今日は早めにベットに入ります。では、みなさんも良い夢を☆ Bonne nuit!(おやすみなさい)
活動報告の中で、YEHへの熱い想いも伝えました。伝え終わったときには鳥肌が立つほど感動!
今日は待ちに待ったベナン全国会議初日。会場に到着すると、HFWの活動地ベト村で活動するYEHベトのメンバーがすでに到着していました。全国会議Tシャツが配られると、会場全体に一体感が広がりました。
YEHベナン代表のネルソン、HFWベナン事務局長のファトゥマトゥさんの挨拶があり、YEHベナンの活動報告が終わったあとはいよいよ私の番。HFW本部職員のるみさんに仏訳してもらいながら各国YEH全体の活動報告を発表していたのですが、ファトゥマトゥさんやネルソンが途中から補足説明を加えてくれ、気づいたら、私、るみさん、ファトゥマトゥさん、ネルソンの4人で進行していました。予想外の展開でしたが、おかげで想像以上にいいプレゼンができました。発表後、会場全体にわーっと拍手が鳴り響いたときは、思わず鳥肌が立ってしまいました。
今年の全国会議のテーマは、家庭ゴミの処理についての知識を深めること。YEHベナンは、環境改善のための活動を行っています。環境改善とゴミの問題は密接に関係していて、今後正しい知識を持ってより効果的な活動することが最優先だとYEH自身が気づき、このテーマを選びました。今年の全国会議を通して、私もYEHメンバーと一緒に、ゴミの問題について真剣に考えてみたいと思います。
メッセージフラグを交換し、YEHベナンとYEHジャパンがつながった瞬間!
今日は全国会議2日目。ベナンではゴミ箱が普及している家庭がまだ少ないため、道端にゴミを捨てることが普通に行われていて、道にゴミ山があってもそれを問題視しません。しかし、この現状が環境破壊やマラリアなどの感染症の蔓延につながることを昨日の会議で理解しました。今日はどうやって正しいゴミ処理を普及させていくべきかを考えました。途中でグループワークをはさみながら、一人一人が真剣に取り組みました。YEHベナンの全国会議はとにかくエネルギッシュ。2日間とも会議中にウトウトしている子は見当たらず、多くのメンバーが積極的に手を挙げて発言していました。
議論を重ねて出た答えは、「家庭レベルでのゴミ処理に対する意識改善とゴミ箱の普及」でした。まさに今、YEHベナンが取り組んでいることです。ゴミ箱を普及することと連動して、各家庭に対していかに効果的な啓発ができるかが今後の課題です。
そうそう、それから、みなさんに報告があります。昨日、空港からスーツケースが届いたという連絡があり、すぐに取りに行きました。昨日荷物が届いたおかげで、スーツケースの中にあったYEHベナンとYEHジャパンのメッセージフラグを交換することができました。タイミングよく荷物が届いて、ラッキーです! 一生忘れられない思い出ができました。
朝起きして、みんなと一緒にベナンの町を清掃活動。予想外に重労働でヘトヘトになりました
今日は、朝7時から集まって、YEHベナンがカラヴィの街で毎週土曜日に行っている清掃活動に参加しました。昨日の全国会議の疲れが残っているにもかかわらず、みんな一生懸命掃除していました。私も道具を借りて、清掃活動に参加しましたが、思っていた以上にしんどかったです。重い道具を長時間使っていると、手にマメができそうなぐらい大変でした。夏休みの今、YEHベナンはこの活動を週に2回やっていると思うと、言葉が出ません。作業中、道行く人が「ありがとう。頑張ってね」と声をかける場面もありました。こうやって、YEHに賛同してくれる人が増えていけば、嬉しいです。
午後からは、コトヌの街を散策しに行ってきました。マルシェという市場に行ったり、民芸品屋さんに行ったり……たくさんお買いものをしました。コトヌは、とてもおしゃれな街です。売ってあるものはどれも色遣いやセンスがいいものばかりで、目移りしどうしでした^^。特に、民芸品のデザインのセンスは抜群であるという一面があることに気づきました。ベナンのいろんな面を多く人に知ってもらいたい、ベナンという国に興味をもってもらいたいです^^
地域の家庭を訪問。ゴミ箱を提供し、ゴミ処理の重要性や正しい使い方を伝えました
今日は日曜日。久しぶりの休日だったので、朝食をいつもよりゆっくりとりました。さぁ、今日は待ちにまった啓発活動に参加する日です。今、YEHベナンがもっとも力を入れている活動のひとつです。
今回はラッキーなことに、何軒かの家の前にYEHベナンが作ったゴミ箱の設置を行う場面に立ち会うことができました。YEHメンバーは一生懸命何キロもある鉄のゴミ箱を担いで、訪問先の家まで持っていきました。ゴミ箱設置にあたって、水気のあるものは捨てないこと、荒らされないようにカギをかけるなどの注意事項がYEHメンバーから各家庭に伝えられました。
YEHベナンメンバーが、丁寧に一軒一軒回って、ゴミをきちんとゴミ箱に捨てる大切さを多くの人に伝えています。この取り組みで、ベナンの環境は少しずつ良くなっていくと思います。ゴミ処理に対する人々の意識を変えることは容易なことではありません。しかし、地道に啓発を行っていけば、成果は着実に増えていくと思います。私は、この活動をぜひこれからもYEHベナンに取り組んでいってもらいたいです。
全国会議に参加したYEHベナンのみんなと記念撮影!
今日はいよいよ最終日。最後の日まで予定でいっぱいでした。午前中は、HFWの活動視察のため、べト村の女性協同組合が行っているキャッサバ加工事業を見学してきました。HFWが支援している加工場は2ヵ所あり、両方を見学しました。キャッサバとは、ベナンでよく食べられる芋の一種です。女性がキャッサバの皮を剥いたり、砕いたり、炒ったり、よりよい商品をつくるため積極的に働いてる姿がとても清々しくて印象的でした。今後HFWの研修によって、これまで以上に衛生面などが向上し、質の良い食品が生産されることが期待されます。
さて、視察が終わると、もう夕方になっていました。荷物の整理をして、空港に向かいました。YEHベナンのメンバーも何人か見送りに来てくれて、最後まで楽しい時間を共に過ごせました。1週間の滞在だったのに、昔からの親友のようにYEHベナンメンバーと交流できたことが、私にとって一生忘れられない思い出です。
今年のベナン全国会議へのYEHジャパンからの派遣期間は終わったけれど、派遣された者としての役割はまだこれからも続きます。帰国後も、ベナンの街がきれいになるにはどうしたらいいか、現地で得た知識を生かして、ベナンメンバーと一緒に私も考えていきたいです。最終日の今日は、派遣者としての、新たな役割のスタートです。
< ベナンの日記 | ウガンダの日記 | バングラデシュの日記 >
世界5ヵ国に拠点を持ち、日本では中学生から大学生を中心としたメンバーが10地域で、チャリティイベントや飢餓の終わりを訴える啓発活動に取り組んでいます。