若者の失業率が高いウガンダ。若者が職を得られないことは家計にも影響し、貧困を抜け出せない要因のひとつとなっています。ハンガー・フリー・ワールド(HFW)の青少年組織ユース・エンディング・ハンガー(YEH)では、ウガンダ支部のメンバーの発案により、2008年に養豚事業を開始。若者たちが収入を得られるようになっています。

生後2日の子豚と母豚。この子豚が、リディアさんたちの生活、夢を支えています。
2011.12.27
養豚事業は2008年、カブンバ区のYEHメンバー約25名により始まりました。YEHジャパンの支援による資金2000ドルを元手に、雄2頭、雌5頭の子豚計7頭を買い、さらに養豚場を建設。豚の世話は、専門家による研修を受けたYEHメンバーたちが交代で行い、産まれた子豚は市場で売るほか、各メンバーにも配ります。メンバーはそれぞれ家庭でも豚を育て、事業を拡大しています。
豚は育ちが早く、6〜7カ月ほどで大人になり、年2回以上のペースで子豚を出産。短期間で収入につながることも若者たちにとっての魅力となっています。メンバーのひとり、19歳のリディアさんは、配られた豚を家庭でも繁殖させることに成功。5月に8頭、さらに8月にも7頭の子豚が産まれています。子豚は雌2頭、雄1頭を手元に置き、残りは売って収入に。子豚は1頭あたり3万ウガンダシリング(約1000円)で売ることができます。リディアさんは、得た収入で学費を貯め、将来は獣医になりたいと夢を膨らませています。
豚コレラや皮膚病にかかり、死んでしまう豚がいるという課題もありますが、予防接種を受けるようにしたり、早めに獣医に見せる、常に養豚場を清潔に保つなど、研修で学んだ知識を生かして対応しています。また、この養豚事業を通して、共同で働くことを初めて経験する若者も多く、みんなで協力することで大きな事業ができること、その大切さを知ったという声も聞かれています。
この養豚事業はカブンバ区での成功を受け、2009年にトゥンバリ・ルウェンウェデ区でも開始。2010年からナッケデ区、2011年からルグジ区でも、それぞれ20名前後のYEHメンバーが事業を始めています。(ウガンダ担当職員:吉田千代子)

産まれた子豚を配られたYEHメンバーたち

カブンバ区の養豚場
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温暖な気候に恵まれ農業が盛んです。おだやかで教育熱心な国民性が、地域発展の土台となっています。
汚れた水が原因の病気で命を落としてしまう子どももいました。井戸建設や衛生的なトイレの普及を中心に活動を進めています。
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