国内での活動   2010年6月レポート

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アフリカを肌で感じよう! アフリカン・フェスタ2010に出展

ブースでは活動地域の食品サンプルも展示し、興味津々
ブースでは活動地域の食品の見本も展示

活動報告コーナーではウガンダでの植林事業について講演
活動報告コーナーではウガンダでの植林事業について講演

6月12〜13日、横浜の赤レンガ倉庫にて、外務省主催のアフリカン・フェスタ2010が開催されました。今年のテーマは「とびだせ、アフリカ!」。ちょうど前日にはサッカーW杯が史上初めてアフリカ大陸で開幕されたということもあり、12年目を迎える今年は例年以上の盛り上がりを見せました。

会場では各国料理を楽しめるフードコーナーや音楽ワークショップなど、アフリカを肌で感じる合計12のプログラムが実施されました。ハンガー・フリー・ワールド(HFW)もNGOコーナーにブースを出展。ベナン、ブルキナファソ、ウガンダでの活動を紹介しつつ、アクセサリーやカラフルな布製エコバッグなどの手工芸品を販売しました。

また13日には、NGO活動報告コーナーでHFWウガンダ担当職員吉田が講演。1日1ドル以下の収入で暮らすウガンダの人々の自立のために、ワキソ県5区27ヵ村の住民にオレンジやマンゴーなどの果樹や薬効のある樹などの苗46万本以上を提供した植林事業について詳しく説明しました。講演後は、「どういう基準で村を選んだのか?」「現地のスタッフは何語で対応したのか?」といった質問に対し、紛争がなく、その国の中でも貧しい地域などの基準で選んでいること、スタッフは現地語のガンダ語で対応していることを説明。さまざまな質疑応答が飛び交い、理解がより深まったようです。

2日間の手工芸品の売り上げは、9万5950円。純益はベナン、ブルキナファソ、ウガンダの自立支援事業のために使われます。

(2010.07.05)

参加者の声

大学でボランティアサークルに入っているのですが、開発途上国への支援活動に興味があって参加しました。支援を受ける側のウガンダの女性たちが、忙しい合間を縫いながら情熱を持って苗木を育てたというエピソードに感動しました。(東京都・大学生) 

このままでは40年後、ウガンダが砂漠になってしまうと聞いて驚きました。植林事業もただ苗を提供するだけではだめで、小学生への環境教育なども行わなければ成果につながらない、ということが理解できて勉強になりました。(東京都・会社員)

「飢餓のない世界へ」私たちの責任と役割
HFW10周年シンポジウムを開催

ベナンでの活動について語るHFW支部事務局長ファトゥマトゥ
ベナンでの活動について語るHFW支部事務局長ファトゥマトゥ

飢餓の問題について意見を交換するパネリストたち
飢餓の問題について意見を交換する各分野のパネリストたち

平日の昼間にも関わらず約150名もの人たちが参加
平日の昼間にもかかわらず約150名もの人たちが参加

6月24日、東京・広尾のJICA地球ひろば講堂にて、ハンガー・フリー・ワールド(HFW)10周年記念シンポジウムを開催しました。2009年、世界の飢餓人口は史上最多の10億人を突破。一方、日本では年間1900万トンもの食べ物が廃棄されています。飢餓のない世界を実現するために、誰が何をすべきなのか? 国際機関、政府、企業、市民団体の各分野からパネリストを招いて活発な意見交換が行われました。

第1部は現場からの報告。まずHFWバングラデシュ支部事務局長のアタウル・ラーマン・ミトンが、同国内に6300万人の貧困層が存在すること、飢餓をなくすためには地域固有の作物や食文化を守っていくことが重要であり、小規模農家への支援を中心としてどさまざまな分野の活動を行っていることを紹介しました。続いて、HFWベナン支部の事務局長ファトゥマトゥ・バトコ・ゾスが登壇。「人を育てることが地域を育てることになり、貧困層の減少にもつながる」という考えのもと、地域づくりの担い手を育成し、住民の中から栄養改善や権利啓発事業を運営するリーダーを生み出した成果を発表しました。

第2部は日本の食の視点からのパネルディスカッション。まず国際連合食糧農業機関(FAO)の横山光弘所長が「食料への権利は人間の尊厳に関わるもの。では10億人の飢餓人口に誰が責任を持つのか?」と問題を提起。次に、農林水産省の大澤誠氏が「食料の海外依存が高い日本にとって世界の飢餓は無関係とはいえない」と述べました。続いて、味の素株式会の北村聡氏はグローバル企業の責務として製造過程で発生する食料廃棄を減らす取り組みを行っていることを発表し、生活協同組合パルシステム千葉の理事を務める永田悦子氏は、国内外の生産者を圧迫しない商品づくりを紹介。暮らしから世界を変えていけることを主張しました。

活発な質疑応答が交わされた後は、議論のコーディネーターを務めた明治学院大学の勝俣誠教授が、「私たちは安心・安全に食べたいと望んでいます。それは開発途上国でも同じこと。本来は食料への権利は政府が守るべきですが、何らかの事情で難しい場合には国際的に取り組む必要があります。ミトンさんがお話ししていたように、一人で見ているうちはただの夢。ですが、みんなで見れば実現することができる夢だと思います」とまとめ、シンポジウムは幕を閉じました。

(2010.07.22)

参加者の声

「国際協力は自分たちの生活の延長線上にある」という永田さんの言葉が印象的でした。飢餓という問題の解決は果てしないものだと思いますが、私にも何かできることがあるはずだし実践していかなければと思いました。参加できてよかったです。(東京都・大学生) 

FAO、農水省、企業、生協など多様な報告を聞くことができて非常に興味深かったです。自分なりの飢餓への関わり方についてあらためて考えさせられた。またこのようなイベントを開催してほしいです。(東京都・会社員)

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