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 活動報告:バングラデシュ
3郡40ヵ村で開発事業を実施しています。女性や若者、政府関係者、他のNGOも巻き込み、地域住民の強い支持を得ています。地域住民は、「日本から1円の支援を受けたら15タカの実りを生み出そう!」を合言葉に、精力的に参加。その様子は、新聞やテレビで国内に広く紹介されています。※15タカ=約33円

レポート
9年目を迎えた女性の自立支援事業
女性が、家族と地域の元気のもとになっています

定例会議で積極的に発表するWHEメンバー
定例会議で発表するWEHメンバー
収入向上のため行われている縫製訓練
収入向上のため行われている縫製訓練

バングラデシュの農村部では、女性の多くは家族や親せきが決めた相手と13〜15才で結婚し、家族計画などを夫と話し合うこともできず、身体への負担が大きい低年齢で何人も子どもを出産します。また、子どもを学校に通わせるかどうか、病気になったときに病院に連れていくかどうかなどは父親が決め、女の子よりも男の子が優先されます。このような男性優位社会のなかで、女性は人生の大半を自分で決められず、ましてや家庭や社会のなかでの決定権をほとんど持ちません。

そこでHFWは、バングラデシュで女性が自立して社会に参画できるよう、2000年から女性の自立支援事業を行ってきました。現在、全活動地域の農村22ヵ村で、女性グループ「ウィメン・エンディング・ハンガー(WEH)」を組織。メンバー400名に、家畜飼育や縫製などの職業訓練を実施しています。2006年には女性賞を創設。女性による優れた起業の取り組みや計画に対して賞金3500タカ(約7000円)を授与し、小売店経営などを支援しています。

WEHの活動が地域に浸透し、女性たちが外に出て自分の意見を言うことに慣れてくるにつれ、女性の地位向上をテーマにした演劇を村の広場で上演するなど、新しい活動を実践するグループも出てきました。その結果、「地域をよりよくするためには、弱い立場に置かれた女性をほっておくわけにはいかない」と、貧しい女性が女性賞に応募するために協力する住民も現れるなど、地域の女性の権利に関する意識が向上しています。また、女性は増えた収入を家族の食費や子どもの教育に優先的にまわすことが多く、家族の生活も改善されています。

WEHには、自立のために各メンバーが週5タカ(約10円)を貯蓄するというルールがあります。しかし、家族の急な病気などで貯蓄ができなくなり、メンバーからも外れてしまう女性もいます。HFWでは、WEHに参加できない、もっとも貧しい女性たちの調査を行ってリストを作成しています。今後は、こうした女性への支援を強化していきます。 (2008.7)
Message from Bangladesh
「夫は4人の子どもを残し、突然家を出ていきました。私には収入がなかったので、週に1〜2回しか食事をとれなくなり、1番下の子どもは栄養不足で障害を抱えてしまいました。どうすれば家族を養っていけるのか、途方にくれました。そんなとき、村の人たちがHFWの女性賞に推薦してくれて、私は賞金3500タカ(約7000円)を手にしたのです。村のみんなのアドバイスもあり、賞金を元手に雑貨を仕入れて販売する仕事をはじめました。今では、毎日100〜200タカの収入があり、家族5人が毎日3食とれるようになりました。そして、雑貨販売の収益から鶏を5羽購入し、卵を売ったり、子どもに卵を食べさせられるようにもなりました。私は今、とても幸せです」 (アスマ・ベグムさん)

■ バングラデシュ事業一覧 2004〜2008年度 (事業名/受益対象者の範囲及び人数)

■ バングラデシュ現場レポート&過去の主な活動報告 (事業名/実施時期)
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