飢餓のない世界を創ろう
HUNGER FREE WORLD
HOME ハンガー・フリー・ワールド(HFW)とは 入会・寄付のご案内 ボランティア募集 イベント情報 活動報告
 日本国内  バングラデシュ  ウガンダ  ベナン  ブルキナファソ  その他の活動

 

 - どんな国?
 - 村人のくらし
 - 現場レポート










 現場レポート5:バングラデシュ

インターン日記  [ 滞在期間:2006年12月27日〜 ]
2005年10月より一年間、バングラデシュ支部担当のインターンとして活躍してきた鈴木正義さん。
2006年12月27日からバングラデシュに滞在し、現地のプロジェクト活動に参加しています!

1月15日 :うまくて簡単!バングラお料理教室
バックナンバー:1 | 2 | 3

キチュリを煮ているアンジュさんせっかくバングラデシュにいるのだから、日本に帰るまでにバングラデシュの料理教室くらい開ける腕前になってやろう! そう思い、今日は職員のアンジュさんに事務局のキッチンでバングラデシュ料理の作り方を学びました。

この日教えてもらった料理はキチュリ(バングラデシュの混ぜご飯)、チキンカレー、ベグン(ベンガル語で丸茄子。なすをそのまま焼いたもの)の3つ。どれも、とっても簡単で、おいしく、そしてヘルシーです。欠かせない調味料は、ターメリック、チリ(グリーンチリ、レッドチリ、レッドチリパウダー)、塩の3つ。ターメリックは色づけと風味のほか肝臓や胃を丈夫にする効果があり、チリは辛味を加え、血行と消化促進の効果があります。ほかにもいろいろなスパイスがありますが、この3つがあればたいていは調理できてしまいます。

基本の調理パターンは、ニンニクとタマネギを炒め、具(野菜、肉、魚等)を加え、水と上記の3つの調味料を加えて煮込めばできあがり。たったこれだけ? と思われるかもしれないですが、本当にこれだけ。それだけに野菜そのものの美味しさを味わうことができて、非常においしいのです。バングラデシュに来る前は、料理に対してあまり期待していなかったのですが、今ではすっかりご飯の時間が待ち遠しくて仕方がなくなりました。


ではここで、キチュリの調理方法をご紹介しましょう。

<キチュリ>
キチュリに使ったお米と、ダルと呼ばれている豆材料(2人分)…ご飯(手で4つかみほど)、ダル(バングラデシュの豆、手で3つかみほど)、小さいタマネギ(1個)、ニンニク(2片)、ターメリック(小さじ4杯)、塩(小さじ4杯)、油(適量)、水(ご飯の倍ぐらい。ちょっと多めに)、お好きな野菜(量は好きなだけ。ちょっと大きめにカットするのがコツ)

まずお鍋にお米、ダル、お塩、ニンニクとタマネギをスライスしたもの、ターメリック、塩、油、水を入れてコトコト煮ます。数分後ダルが溶けてきたら、ご飯はちょっと固めに炊けていることを確認して、野菜を入れます。野菜が柔らかくなったら余分な水を捨て、数分間蒸らしたらできあがり。

出来上がったキチュリ、チキンカレー、焼き茄子材料の分量は大雑把ですが、これがバングラ流。塩味やターメリックがたりなかったら途中で入れる、水が多かったら最後に捨てる。小さいことは気にせず、大胆に作りましょう。

1月13日 :長期的な支援が必要(その2)

毛布をもらってうれしそうなおばあさん寒波救済事業のイベントが終わった後、事務局長のミトンさんに、「どんな人が毛布をもらっているの?不公平になってしまうことはないの?」と質問してみたところ、「YAHメンバーが村をまわって1人1人の状態をチェックしているから、平等にいきわたっているよ」との返事。さらに、外のベランダで寝ている人がいる、という話を聞きました。

なんでベランダなんかで寝ているのだろう……と思って尋ねると、息子夫婦が部屋で寝ていてスペースがないので、ベランダで寝るベランダで寝る人は年配の女性が多い、ということがわかりました。この話を聞いたときは、正直、唖然としました。誰かを外で寝かせて、自分たちは部屋の中で寝るなんて信じられなかったからです。しかもそれが自分の母親とは。
しかし、こういう場合は母親が自ら進んで外で寝るケースが多いそうです。母親は家が貧しいにもかかわらず自分は働くことができない、ご飯をもらっているだけ、という状況に、肩身の狭い思いをしているのかもしれません。バングラデシュの女性の地位は低い、と以前から聞いていましたが、その現実をあらためて思い知らされました。

この状況を変えるためにはどうしたら良いか。いろいろ考えましたが、やはり安定した収入と女性の地位向上だろうと思います。どちらも教育や啓発が必要で、解決するには時間がかかる課題です。もどかしさも感じます。けれど同時に、長期的な支援がいかに大切かということを、身にしみて感じました。

1月13日 :長期的な支援が必要(その1)  

前日に毛布を準備今日は僕が滞在しているHFWカリガンジ郡の事務所で、Youth Against Hunger (YAH)による寒波救済事業のイベントが行われました。僕は村の人が好きな時間にそれぞれ事務所にやってきて、毛布をもらったらすぐ帰る程度のものだと思っていました。しかし、実際はそのように簡素なものではなく、「毛布・防寒着授与式」と呼ぶべきと思えるほど盛大なイベントでした。

YAHメンバーのスピーチで幕があけ、カリガンジ郡の知事や地元新聞社編集長のあいさつ、HFWバングラデシュ事務局長の言葉が続き、最後に1人1人へYAHのメンバーから毛布や防寒着が手渡されてイベントは終了しました。
驚いたのは、毛布・防寒着をもらう人数の多さ。全部で200名くらいの人がHFW事務所前に集合したため、狭い広場は村の人たちの熱気でムンムンでした。

ところで、暑いイメージがあるバングラデシュで、なぜ毛布や防寒着が必要なのでしょうか。確かに、冬でも太陽が出ていれば、日中は半袖で過ごせるほど暖かい日もあります。ところが、曇りの日や夜は冷え込みが厳しく、気温は5℃くらいまで下がることも。バングラデシュのほとんどの家は、暖房器具がない上にすき間風が入りこむので、部屋の中も外と同じくらいの寒さになります。実際に僕がそのような家で夜を過ごしたときは、あまりの寒さに毛布を4枚も重ね、さらにニット帽をかぶりながら眠りました。

1月11日 :非常事態宣言発令

暗闇の中、ラジオに聞き入る一同首都ダッカからバスで西へ5時間、HFW活動地の1つであるジナイダ県カリガンジ郡にやってきました。今日はここで、HFWの青少年組織Youth Against Hunger (YAH)が毛布や防寒着を配布するイベントを行うそうで、それを見学することが目的です。

YAHのメンバーによる事務局周辺の案内も終わった夜7時頃、事務局長のミトンさんが親戚の家に遊びに行っているというので、僕も足を運んでみました。家の中に入ってミトンさんに会うと、「大統領が非常事態宣言をして、夜間外出禁止令を出したよ(※)」と突然言われ、「うわー、えらいことになったな……」と思いました。

しかし、ミトンさんやミトンさんの親戚、HFW職員の様子からは、特別なことが起こったという感じは受けません。このとき停電になっていたので、最初僕の目には真っ暗な部屋でみんながラジオを聴いているというものものしい光景に映ったのですが、明かりが灯されてみるとみんなの雰囲気はいたって和やか。非常事態宣言下にあるとは思えませんでした。

後々聞いてみてわかったのは、バングラデシュでは過去にもこれと似たようなことあり、普段から政治団体が抗議デモを行ったり、道路封鎖をしたりといろいろなことをしているので、こういうことにはもう慣れっこなのだということ。また、どこに行けば危険かということもしっかりわかっているバングラデシュの人たちは、各政党の支持者同士で何人が亡くなりました、というニュースを聞いても、すぐに身の危険を感じたりすることはないそうです。実際、バングラデシュで過ごして2週間近く経つ中で、現地の人と行動していて危険を感じたことは一度もありません。

日本でニュースを見たら、非常事態宣言や支持者同士の衝突で何十人死亡、というセンセーショナルな記事ばかりが目に飛び込んできそうですが、当のバングラデシュでは多くの人が普段どおりの生活をしているようです。 ただ、それはきちんとした知識があってこそできること。もしバングラデシュに行こうと思っている方がいたら、どんな事件が起こっているのか、どんな防犯対策をすればよいのか、どんな病気にかかる恐れがあるのか、国の情勢はどうなっているのか、などなど事前にしっかりといろいろな情報を集めてから行くといいと思います。

※バングラデシュでは1月22日に行われる予定だった総選挙をめぐって政情が不安定になっていました。その原因は、「中立の立場であるべき選挙管理内閣がBNPという特定の政党寄り」だとの不満から、アワミ連合が選挙のボイコットを表明していたためです。このボイコット以外にもアワミ連合が選挙管理内閣の主席顧問の変更を要求して道路を封鎖したり、アワミ連合とBNPの支持者同士が衝突して多数の死者を出すなど、政情不安定のために多くの事件が起こっていました。
今回の非常事態宣言はこのような状態では選挙を行うのは不可能とみた大統領が出したもので、選挙管理内閣人事の総入れ替え、選挙の日程を新たに決めなおすことなどが約束されました。

1月4日: リキシャから考える、バングラデシュの男女像

いたるところで見かけるリキシャリキシャに乗りました。リキシャとは自転車の後ろに人が2人座れるくらいの座席を取り付けた乗り物、いわば、自転車版タクシーのようなものです。バングラデシュ人の足となっており、首都ダッカだけでなく、バングラデシュのどこに行ってもリキシャを目にしないところはありません。それほど遠くない場所に行くときはみんな自転車や徒歩ではなく、お金を払ってこのリキシャで移動します。

このリキシャ、僕は最初ドライバーの人はそれぞれ「マイリキシャ」を持っているものと思っていたのですが、どうやら自分で所有している人はほんの一握り。HFWバングラデシュ職員のトゥヒンさんによると、大半の人はリキシャをレンタルしているそうです。
気になるリキシャのレンタル代は、1日80タカ(約150円)、半日で50タカ(約90円)が相場。それに対して、1日リキシャをこいで得られる収入は多くて250タカ(約500円)くらい。その収入の中からレンタル代、食費、ホテル代(※ダッカにいるほとんどのリキシャドライバーは地方から出稼ぎに来ていて、安宿に宿泊しています)などを差し引くと手元に残る額はほんのわずかだそう。でも、多くの人はそのわずかなお金を、地方にいる家族のために送っているといいます。

リキシャを買った方ががいいのでは、と僕は思いました。でも、リキシャの値段は新品で1万タカ(約1万8000円)くらい。彼らにはそんな貯えはありません。それならば、小額融資制度(※1〜2万円の小額を貸し出し、個人でお店を運営したりすることを助ける制度。バングラデシュのグラミン銀行が有名)を利用したらどうかとも考えましたが、この制度の対象は女性だけ。なので、男性は利用することができません。つまり、彼らにはレンタル以外の選択肢はないのです……。

男性にも融資をするべきなのではと考えましたが、バングラデシュの男性は自分の満足のためにお金を使ってしまう傾向があるため、融資をするにはリスクが高いようです。実際に以前乗ったリキシャドライバーは、本当はやめたいんだけれども、ヘロインを常用してしまっていると告白していました。もちろん、このような人ばかりではありません。しかし、様々ななバングラデシュの人の話を聞いていると、男性よりも女性の方が子供の教育や家族の生活をきちんと考えて、お金を計画的に使っているように感じられました。やはり女性は強い!改めて、そんな思いを強くしました。

■ バングラデシュ現場レポート (レポート名/実施時期)

▼ バングラデシュ関連トピックス
  • 大好評の本格バングラカレーパーティに参加しよう。 ボランティアも歓迎!(準備、調理、運営など)
  • 和気あいあいと楽しい、バングラデシュチームでボランティアをしよう。
  • 雨季に農地が水没して困窮する農家が、その畑を利用して行う養魚事業にご協力を!
  • プライバシー | サイトに関する注意事項 | リンク | サイトマップ | ユース・エンディング・ハンガー
    メールマガジン | お問合せ
    Copyright(C) 2000-2008 HUNGER FREE WORLD
    −このサイトの運営にもボランティアが参加しています−