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 現場レポート5:バングラデシュ

インターン日記  [ 滞在期間:2006年12月27日〜 ]
2005年10月より一年間、バングラデシュ支部担当のインターンとして活躍してきた鈴木正義さん。
2006年12月27日からバングラデシュに滞在し、現地のプロジェクト活動に参加しています!

1月4日:びっくり、別世界(その2)
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海賊版が並ぶDVD・CDショップさて、そんなショッピングモールで見つけたお気に入りのお店を紹介します。それはDVD・CDショップです。現在、僕はHFWの事務局で寝泊りしています。夜になると誰もいなくなってしまいとても寂しく、また暇をもてあましてしまっていたので、DVDを何枚か購入しました。

ところで、 バングラデシュでDVDの値段は大体100タカ(約180円)、CDは高くても80タカ(約150円)ほどです。日本で買うことと比べると、とても安い!それにしても、日本では2000円ほどのDVDが、なぜたったの200円で買えるのでしょうか。
ズバリ、それは海賊版のDVDだからです。バングラデシュでは正規のDVDがほとんど流通していません。海賊版のDVDを買うなんてけしからん!とおっしゃる方もいるかもしれませんが、それを買うより仕方がないのです。

では、なぜバングラデシュではDVDやCDのコピー品がまかりとおっているのでしょうか。ふと尋ねてみたところ、政府が海賊版の規制をしていない(国内で生産されたものを除く)こと、バングラデシュは小さな国なので外国の企業も気にとめていないのではないか、とのことでした。日本では違法、違法と声高に叫ばれている海賊版のDVDやCDが、堂々と高級ショッピングモールの店頭に並んでいるバングラデシュに、圧倒されてしまいました。

1月4日 :びっくり、別世界(その1)
3階立てのショッピングモール活動地域のボダ郡から、事務局のあるダッカに戻りました。バングラデシュに来てから、1週間が経ちましたが、僕が過ごしていたのは、ほとんどボダ郡。首都ダッカのことを知るために、仕事後に夜のダッカへとくりだしてみました。

ダッカをひとことで表すと、「汚い」の1語につきます。人々はごみを道ばたに捨てようが、道でつばを吐こうがおかまいなし。道はところどころ割れていて、その下の方には流れる汚水が見えます。 道路にいたっては秩序というものがほとんどなく、車線なんて関係なし。2車線の道路のはずなのに自動車が4列になって走行していることも……。

ところがこんなダッカの町を散策していたところ、まわりの景色とはまったく調和しない、きれいな3階建てのビルを発見しました。不思議に思って中に入ってみると、なんと小さなショッピングモール! 外国のブランドの服を売っている洋服屋、本屋、喫茶店、文房具屋などが並んでいましたが、どのお店もきれいに品物が並べられていて、雰囲気もいい。とてもダッカにいるとは思えないほどでした。しかし、その分値段も高く、服や電化製品はとても一般のバングラデシュの人たちが買えるような価格ではありません。どうやら、外国人や富裕層向けのお店のようです。

1月1日:バングラデシュで年越し
新年の幕開けとなる1月1日は、バングラデシュのボダ郡で迎えました。海外での年越しと聞くと、カウントダウンや花火の打ち上げといった盛大な光景が思い浮かびます。しかし、ここバングラデシュでは、そのような光景はまったく見られませんでした。バングラデシュの暦、ベンガル暦の新年は4月14日。そのため、1月1日は特別に意味を持たないのです。日本人の僕としては、非常に寂しいお正月となりました。

新年のお祝いはありませんでしたが、2007年の1月1日はイード(祭り)の日にあたるそうで、ここボダ郡でもお祭りが行われました。イードにはイード・ル・フィトル(断食明けの祭り)とイード・ル・アドハー(犠牲祭)という2種類があり、今回は後者の犠牲祭。その名のとおり神に犠牲を捧げるお祭りで、羊、もしくは牛が殺されます。現場を直接見ることはなかったのですが(見なくてよかったのかもしれません)、この日バングラデシュではいたるところで牛や羊が殺されていたそうです。

市場に足を運ぶと、解体後の牛が目に付きます。胴体以外にも、足や頭などが売られていてかなり気味が悪い。しかし、HFW職員のタレブさんはまるでパンを買うかのように、200円ほどで牛の足を4本購入していました。何に使うのか聞けませんでしたが、夕食で肉を食べる気にはなれませんでした……。

12月31日 :寒さにやられて風邪でダウン……

バングラデシュに到着してまだ数日しか経っていませんが、さっそくHFWの活動地の1つ、バングラデシュ北部に位置するポンチャゴール県ボダ郡にやってきました。ここでは有機農業のトレーニング、養蜂事業、小学校の運営などが行われています。

ボダ郡に着いてみると、そこは想像していた以上の寒さ。首都ダッカから8時間ほどかけて移動するバスの中から感じていたけだるさにボダ郡の寒さがたたってか、到着した翌日に風邪をひいてダウン。1日中ふとんの中で過ごすことになってしまいました。

こんなとき日本では1人で静かにぐっすり休んで1日を過ごすのでしょうが、バングラデシュではそうはいきません。1時間おきくらいにいろいろな人がやってきて、「大丈夫か?」「寒くないか?」「腹は減ってないか?」「水はいらないか?」など、ひたすら質問攻めにあうからです。中には医者を呼んでくる人や、1人で食べられるよと言っているのに僕がご飯を食べる姿を横でただじっと見つめる人、さらには、僕が寝ているところをたたき起こしてきて「結婚しているのか?」と突然きいてくる人まで。病気にかかっているとは思えないほど、騒がしい1日を過ごしました。

そんな騒がしさのおかげもあってか、翌日にはすっかり病気も回復。バングラデシュで病気になるとどのように扱われるのかを知ることができた貴重な体験でした。

12月27日:バングラデシュに到着!

ダッカ国際空港バングラデシュ支部担当インターンとして働いて約1年。ついに念願かなって憧れのバングラデシュの地に降り立つことができました! 短い滞在ですが、その間に体験したこと、感じたことなどお伝えできればと思います。

早朝、ダッカ国際空港に着いてからは驚きの連続でした。空港は汚いし、国際空港なのに外国人は僕だけ。おまけに、私服で自転車をこいでいるおじさんまでいる…。
でも、一番驚いたのは空港の到着ゲートを出た時でした。長方形型のフェンスで囲まれているスペースがには、無数の人、人、人……。その目は一点にこちらを見つめています。外国人をあてにした物乞いの人たちだろうと思い、警戒心を強めました。後日、その人たちは1月1日に行われるイスラム教のイード・ル・アドハー(犠牲祭)を祝うために帰国する家族を待っている人たちだと判り一安心しましたが、到着したばかりの私には驚きの光景でした。

さて、一難去ってまた一難。迎えにきてくれるはずのHFW職員が何分たっても現れません。事務局長に電話しようと思って電話ボックスを探してみたものの、今度は電話ボックスが見当たりません。そこで仕方がないので、近くにいたおじさんに携帯電話を借りて、連絡をとることができました。

迎えを待つ間、お世話になったおじさんに「何かお礼をしますよ」と言ったところ、100タカが欲しいといいます。相場が分からない僕は言われるがまま100タカを手渡しました。でも、迎えにきた職員の話によると、相場はせいぜい10タカ。よく考えてみれば、100タカは日本円で200円ぐらい。日本でも200円は払わないなぁと後悔しながら、バングラの洗礼を噛みしめました。

■ バングラデシュ現場レポート (レポート名/実施時期)

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