| 2月21日:母語を大切にするバングラデシュの人々 |
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今日、事務所は休み。2月21日はバングラデシュの大切な記念日。マザーラングエジデイ(母語記念日)である。21日午前0時、首相が(独立戦争における言語運動を記念した碑がある)ショヒドミナールに出向き花を置く。それから、ダッカ近郊から人々がショヒドミナールを訪れ花を手向けるのだ。21日0時過ぎから1日中、人々の列が途切れない。
私もミトンの義理の弟さんと一緒にショヒドミナールに行き花を置いた。人々は、裸足で行進していた。垂れ幕をもち、「平和や母語をまもろう」と呼びかけていた。私が花を置く様子がテレビの全国放送で放映されたらしい。マザーラングエジデイはバングラデシュ国民にとって重要な行事なのである。
昼食、夕食ともにミトン事務局長の奥さんの実家でご馳走になった。ゲストハウスに戻る。少し仕事をして休んだ。 |
| 2月22日:ショッピングをしながら資金調達について考える |

スタッフミーティングで提言
スタッフミーティングでは、ボダ郡視察について話された。私は「うわべを見ただけでは、なかなか村の貧困が存在する実態はつかめない。直接村人と話し、また、村人の家をみせてもらい、ようやく現状を理解することができた。日本人の視察会でも、村人と直接触れ合う機会をもうけたらよいのではないだろうか」とコメントした。
夜は、アローズというお店でショッピングを楽しんだ。ノクシカタの商品や、手工芸品がたくさんあった。HFWでもこのような手工芸品を作ることができればと思う。そうすれば、それらを売り資金調達できるのではないだろうか。気に入ったものをいくつか買い、日本のフリーマーケットで売ってみることを考えている。もちろん売り上げは寄付にまわしたいと思います。お楽しみに!
2月23日 親子丼、大好評!!
今日は、日ごろお世話になっている事務所のみなさんのために日本食を料理しました!! 材料が限られています。親子丼、茄子とピーマンの味噌炒め、海老の蒸し煮、ご飯をご馳走しました。とても好評でした。嬉しかったです。アンジュにレシピを教えました。オフィスでまた日本食が食べられると喜んでいました。やはり、同じアジア圏です。食文化は受け入れられ易いですね…。 |
| 2月25日26日:職業訓練地域開発センターに到着 |

カリガンジに到着。職業訓練地域開発センター(TDC)の3階はできたばかりで快適。TDCの土地はミトンの義父さんから寄付されたそうである。TDCに隣接して学校があり、教室は3つ。夜は、頻繁に停電する。今夜も19〜21時まで停電。椰子の木やマンゴの木で囲まれ、裏には川が流れるとてもすてきな場所である。これから3月3日まで、TDCに宿泊する予定だ。
26日、HFWの学校の生徒に会った。5〜8歳の子ども100人が参加している。3つのクラスに分かれて、遊戯の時間、算数、英語の授業が行なわれた。私も参加させてもらい、鶴の折り紙を教えた。みんな非常に元気がよく、特に低学年の授業は大変そうだった。子どもたちの注意を集め授業を進めるのは、至難の業である。私も折り紙を教えたが、一時間半でへとへとになった(苦笑)。
とても若い花嫁
午後は、HFWのTDCのガードマンをしている男性の妹の結婚式に参加した。村の貧しい家で、結婚式も非常に質素なものであった。花嫁は非常に若かった。若いというか、まだ子どもに見えた。最後にお別れを告げたとき、彼女は泣いていた。なぜか、私は彼女を見ていて辛くなった。あまり喜ばしい結婚式には感じられなかったのだ。 |
| 2月25日26日(続き):妹の早い結婚を望んだ貧しい兄 |

ミトンはこう話してくれた。「彼女はまだ14歳なんだよ。ご両親は亡くなり、非常に貧しい環境に育ったんだ。彼女の兄さんである我々のガードマンは、1人の稼ぎではとても苦しくて彼女の早い結婚を望んでいた。彼女も中学校まで行き成績も優秀だったが、高校には行けなかった。私と妻は、彼女の早すぎる結婚には反対だった。ガードマンを説得しようとしたけど、貧しい生活状態ではどうしようもなかったんだ。彼女には選択肢がなかった。これが村の貧困層の現状なんだよ。」
彼女は14歳という若さで結婚し、子どもを生むことになる。栄養も十分でない娘の出産は危険を伴うだろう。生んでも無事に健康に育つかは分からない。貧しい家庭に産まれた彼女の子どもたち、特に女子は、貧しいがゆえに教育を受け続けることができず、早婚しか選択肢は残されない。このようにして、貧困が彼らを取り巻く限り、この悪循環から抜け出すことはできないのである。
90%以上の女性は、家庭内暴力を経験する
貧困層の女子を取り巻く環境は、悲惨である。これは、ボダ郡での視察でも同じだった。貧しい一家にとって、女子は頭を悩まされる大きな重荷。結婚させるにも金がかかるからだ。女子はまるで売られるようにして縁組される。私は、同性として自分も彼女たちと同じような環境に生まれていたらどうだったのだろうかと想像してみた。想像もしたくないほど、辛い運命のように感じる。この国の90%以上の女性は、家庭内暴力を経験するともいう。必ずしも祝福できないような結婚式が毎日行なわれていく現状があるのだ。
この厳しい現実をつきつけられて、また私は、何とも言いがたい、胸が締め付けられる想いがした。貧困が生み出すたくさんの問題は、互いに結びつき鎖のようにつながっている。その鎖を切り離すのは非常に難しい。しかし、この鎖がとかれない限り、こうした現実はいつまでも続くのである。HFWを通して、一体私たちに何ができるのだろうか? この現実をどう受けとめ、前進していけばよいのだろうか? |
| 2月27日:住民参加型ワークショップを実施 |

住民参加型のワークショップで、目標形成と行動計画作りを実践した。6村32名が参加。ミトンのファシリテータ※の元、成功に終わった。後日、このワークショップの報告書を提出します。
女性も男性も一緒になって地図作りなどの作業を行い、グループに分かれてプレゼンテーションを行なった。村人のワークショップに対する評価も上々で、このようなワークショップをこれからも継続して行なって欲しいという声がほとんどだった。私自身、住民参加型の手法に非常に興味があったので、ワークショップの進め方や、どのように村人のモチベーションを維持し、参加型のワークショップにするのかとても参考になった。村人にとって必要なことであると思うし、次回は女性だけで同じようなワークショップをしてみたらよいのではとミトンにコメントした。
22〜23時、星空を眺め、その後就寝。 ※ファシリテーター…意見を引き出す役割の人 |