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 現場レポート5:ウガンダ

担当職員の調査日誌  [ 滞在期間:2007年1月30日〜 ]
開発事業部ウガンダ支部担当職員吉田千代子の、現地調査日誌をご紹介します。

Day3 :ウガンダ支部のスタッフを紹介

日本からのお土産を囲むスタッフとボランティア朝からどんよりと曇っている。夜の間に雨が降ったらしく、朝はひんやりしている。 ウガンダの人は気温が20度以下になると「寒い」と感じるらしい。最低気温は17度くらいなのだが、朝はセーターや皮ジャン、ダウンジャケットを着ている人もいる。
ウガンダの人はおしゃれで、Tシャツ姿の人をあまり見かけない。カジュアルでもポロシャツや襟のついたシャツを着ている。スタッフもスーツが多く、日本のNGO職員とは違ってジーンズを履いている人は1人もいない。

午前中にスタッフとのミーティング。新しいスタッフやボランティアもいるので、自己紹介をしてもらう。スタッフは事務局長のフレッドのほか、総務・経理担当のジェシカ、開発事業担当のチャールズ(今日はお休み)、新しく入った開発事業担当補佐のチドゥ、総務経理担当補佐のロバート、運転手のラシード、オフィスの掃除や備品の買い物などの雑務を担当するバーバラ。ボランティアはYEHウガンダコーディネーターのアイリーン、マリア、アンジェラの3人が参加した。今日のミーティングには参加していないが、他にもブシンゲさんとナスールさんという規律委員会のメンバーがいる。
私の方からは、日本の事務局職員のこと、ハンガー・フリー・ワールド全体の動き(ベナンの来年度支部昇格、ブルキナファソ存続、インドネシアの活動終了)、ウガンダチームのことなどについて、改めて全員に説明をする。

午後は日本から持ってきた中長期目標・戦略・計画の英訳直し作業。これは、2005年12月に行われた事務局長会議で話し合われ、その後何度も日本で会議を重ねてようやく完成したものだ。早く終わらせなければと気は焦るのだが、思いのほか難航する。

夜、ホテルは停電。しばらくすると発電機が動き出した。昨年の乾季が長引き、雨季でも水位が戻らなかったため、水力発電所に頼っているウガンダでは以前に比べても停電が非常に多くなっている。少なくとも毎日1回は停電になる。そのため、今までより少し高くなるが、発電機があるホテルを選んだ。今までは昼間の停電が多かったのだが、特に夜になると発電機のありがたみを実感する。

Day2 :デジカメ贈呈式

事務局長のフレッドにデジカメを手渡す朝9時に総務・経理担当職員のジェシカがホテルまで出向かえに来てくれた。オフィスはすぐ近くで、道もわかっているのだが、慣れない日本人が1人で道路を渡るのは危ないということらしい。信号もなく運転が乱暴な乗用車、タクシーと呼ばれるミニバス、ボダボダというバイクタクシーなどが入り乱れ、交通量の激しい道路を渡るのは確かに大変だ。

オフィスでメールチェックをする。数多くのメールが来ているが、インターネットのスピードが遅く、ウェブ上でメール処理をするのにとても時間がかかる。ブルキナファソでブロードバンドにする、という話を聞いていたのでフレッドに伝え、さっそく調べてもらうことにする。その後、今回の訪問のスケジュールについての話し合い。大体の内容は来る前に決めていたのだが、細かい点の打ち合わせや確認を行った。

昼食後、職員とボランティアを集めて、会員の方から寄贈されたデジタルカメラの贈呈式を行った。ウガンダ支部には一応2台デジカメがあるのだが、どちらも元々中古で画素数も130万と、最近の携帯電話についているカメラよりも性能が低い。撮影技術の問題もあるのかもしれないが、送られてくる画像の質が悪く十分な報告ができていなかった。

中古とはいえ今までとは違い充電でき、記録メディアもついているので、こちらの職員も大喜び。そのカメラを使って早速、開発担当補佐のチドゥがみんなの写真を撮影したが、ひじを体から大きく離してシャッターを押しているので手振れがひどい。これでは今までの手振れ防止機能がついていない古い機種のカメラではボケボケになっていたはずだ。その点を注意しておいた。これで送られてくる写真の質が向上するだろう。

フレッドから疲れがとれていないようだから、今日はもうホテルに帰ったほうがいいと言われ、そうすることにする。日本を出発する直前、いろいろバタバタしていて、疲れがたまっていたことは確かだ。16:30頃オフィスを出て、ミネラルウォーターなどをスーパーで買って、ホテルに戻った。今日も早く寝ることにする。

Day1 :ウガンダ到着

一方通行でもボダボダ(バイクタクシー)が構わずつっこんで来るので、道路横断は命がけ。昨晩、羽田を出発。関空、ドバイ、アディスアベバを経て定刻より約40分遅れて15:30頃エンテベに到着。約23時間の旅だ。機内で日本人の女性グループに会った。静岡県藤枝市から来たOL4人組で、藤枝で知り合った在日ウガンダ人に手配してもらって、観光に来たそうだ。カンパラに2日、その後、クイーン・エリザベス国立公園に行くという4日間の滞在日程だ。もう少し往復にかかる時間が短縮できれば、旅行者も増えるのだが。それでも毎日、関空か名古屋からドバイへの直行便が出ているので便利になり、時間も短縮された。

外に出るとウガンダにはめずらしく蒸し暑い。雨が降っていたようだ。出迎えの事務局長フレッドと運転手ラシードと再会し、カンパラ市内に向かう。もうそろそろ乾季に入るはずなのだが、まだ毎日雨が降っているそうだ。
フレッドと近況を話しているうちに、悲しいニュースを聞いた。ナッケデHFZ委員会の委員長が、1ヵ月前にエイズで亡くなったのだ。「ジャパン」というニックネームがつくほど熱心に活動して、ウガンダチームが贈った自転車に乗った写真が、ハンガー・フリー・ニュースの表紙に載ったこともある人だ。まだ40歳くらいだったらしい。エイズ対策に関しては成功国と言われているウガンダでも、まだ多くの働き盛り世代の人たちが数多くエイズで倒れている。フレッドにとっても、大きな痛手だ。

カンパラが近づくにつれ交通渋滞がひどくなる。年々車の数が増え、大気汚染も悪化している。約40分で市内到着。青年海外協力隊の神田さんに紹介してもらったナカセロ・マーケットという大きな市場近くのホテルにチェックイン。ウガンダ支部のオフィスにも歩いて10分程度で、近くにはスーパーマーケットもある便利な場所だ。翌日の朝、9時に迎えに来てもらうことにして、部屋で休息。さすがに疲れた。

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