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■ 2006年3月レポート
回収物が活動資金に生まれ変わる! 2つのカウント大会を開催
会議室でNGOのボランティアを体験
この状態になって初めて換金できる
1日に届く書損じハガキなどの回収物の数――約200通。多いときには500通にも達するこれらの回収物は、それぞれの品物に合った集計作業を経て活動資金へと生まれ変わります。この集計作業をまとめて行う、2つのカウント大会が実施されました。

まずは3月17日にHFW事務所で、「目指せ、ハガキ5万枚!」を合言葉として、カウント大会を実施しました。職員も全員参加し、また多くのボランティアの方が駆けつけ、社会人、学生、小さなお子様や外国の方など、顔ぶれも豊か。手元は作業に集中しつつも、会話が常に絶えない、HFW関係者の交流の場ともなりました。

残念ながら目標にはあと一歩及びませんでしたが、「他のボランティアチームのメンバーや職員との交流が深まってよかった」、「切手にあんなにたくさんの種類があるなんて驚き。奥が深いですね」と、みなさん充実した時間を過ごしたようです。

続いて3月20日には、書損じハガキ回収キャンペーンにご協力を頂いているリコーテクノシステムズの会議室に「HFW一日事務所」をオープン。
「NGO事務所ボランティア体験セミナー」と題して、書損じハガキなどの回収物がどのように活動資金に変わるのか、どのような活動に使われているのかを説明した後に、実際のカウント作業を社員の方々に体験していただきました。

こうして換金への準備が整ったハガキや切手などは、2日間で236万701円分。飢餓・貧困に苦しむ人々の自立支援プログラムに役立てられます。 (2006.4.25)
参加者の声(リコーテクノシステムズ“NGO事務所ボランティア体験セミナー”)
マーク:女性 どのように換金されているのか教えて頂くことで、回収への理解が進み、今後も協力しようという気持ちがさらに強くなりました。簡単な作業で「社会貢献」に参加できるという意識をもっと多くの方に知ってもらうことは、大切だと思います。
マーク:男性 地味な作業ですが、この作業をしないといくら集まってもお金にすることはできません。とても大切な作業です。これでたくさんの子どもたちが実際に支援されるんだと思うとうれしくなりました。事務所へ足を運ぶことがなかなか難しい方もいるかと思うので、このような参加の場があるといいですね。

佐藤文則ハイチ写真展 西半球の最貧国で力強く生きる人々 〜過去、現在そして未来へ〜
佐藤文則氏
会場の様子
3月3日から5日、千代田区九段にてフォトジャーナリスト佐藤文則氏のハイチ写真展をハイチチームが企画、開催しました。 延べ約150名に来場いただきました。
佐藤氏が20数回の現地取材を重ねて撮影した作品群の中から、厳選された45点が展示されました。テーマは、極度の貧困の中に身を置きながらも強く生きる人々を写した「混迷のハイチ」、ハイチ文化の象徴を写した「ヴードゥーの民」。来場者からは、人々の“眼”の力強さに「今にも動き出しそう」との声が聞かれました。

また座談会では、佐藤氏が、昨年2005年12月の滞在時の緊迫した首都の様子などを、スライドを交えてお話くださいました。
知人の家族などの近い関係の人が、ギャング同士の銃撃戦に巻き込まれて死亡したり、身代金目当ての誘拐事件に巻き込まれたなど衝撃的な事実も。
また、アリスティド政権崩壊後の2年間、混乱の中で投票日の延期が続いていた大統領と国会議員の選挙についての解説も。ようやく2006年2月7日に第1回投票が行われたものの、票の扱いを変更して当選を確定し、後の混乱の種が残ったなど、詳しい政情をお話いただきました。

一人でも多くの人が、この過酷な現状をまず知ることが大切。日本国内には、ほとんど情報が入ってこないハイチについて、知ることができた貴重な機会となりました。 (2006.3.18)

佐藤文則氏 フォトジャーナリスト。明治大学文学部卒業後、1979年に渡米し、サンフランシスコ・シティ・カレッジで写真を学ぶ。フォト・エージェンシーの「インパクトヴィジュアルズ」(ニューヨーク)、「シパプレス」を経て、現在「オンアジア・イメージズ」(バンコック)に所属。1988年からハイチ取材を開始。 著書に『ハイチ 目覚めたカリブの黒人共和国』(凱風社)、『ダンシング・ヴードゥー ハイチを彩る精霊たち』(凱風社)、『ハイチ 圧制を生き抜く人びと』(岩波書店)など。
参加者の声
マーク:女性 近年、報道写真を専門とする雑誌が少なくなり、また写真展も少ないように思います。 真実の姿が報道されないでいる中、本日は心をうたれました。生き抜く力を授かりました。(東京都・世田谷区・会社員)
※ 2006年1月にHFWハイチ支部は閉鎖しましたが、現地組織は資産を引き継ぎ、独立したNGOを設立しました。現在、活動を継続的に行うために、新たな支援先を探しています。

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