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特集に関連する情報をご紹介



組織の経営学

組織の経営学
― 戦略と意思決定を支える

リチャード・L. ダフト著
(ダイヤモンド社/3360円)

「組織とは何か」の基本解説から始まり、初心者にも理解しやすくそのメカニズムを解説。米国の多くのビジネススクールで教科書として使われている。取り巻く環境の変化の中で、活力ある組織であり続けるためのモデルやアプローチ法を整理する。HFWが適正化施策立案の際に参考にした書籍の中の一冊。





NPOマネジメント

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NPOの第一線で活躍する執筆陣が、リスクマネジメントや戦略作りを海外のNPO事情報告など、成果が上がるNPO経営に必要なスキルや理念、豊富な事例で紹介する。すぐに活用できるワークシートも豊富に掲載されており、HFWの職員も業務に活用している。
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すべては一日も早く、飢餓のない世界を創るために。


組織の基盤作りに、力を注いできたHFW。 HFWは、どのように変わったのでしょうか。
『適正化施策最終報告』 に至った経緯を見てみましょう。

きちんとマネージできる事業規模に。どのような議論がされたのでしょうか

組織改革のため各活動国で取り組むことは山積していました。限られた財源と人材で改革を実現し、以後徹底するために、まずは適切にマネージできる規模に活動を見直すことが先決でした。そして、活動国の現状を分析し、10ヵ国あった支援国を段階的に、バングラデシュ、ウガンダ、ベナン、ブルキナファソの4ヵ国にする決断をしました。

職員会議の様子
職員会議の様子。適正化施策の項目をひとつひとつ議論して、見直しした。

ガーナ準支部と青少年組織ユース・エンディング・ハンガー(以下YEH)のみで活動をしていたセネガルとエチオピアは、開発事業の成果が乏しく、また新たな雇用契約に適する現地の人材がいないため、立て直す労力をかけられないという判断のもと、閉鎖に至りました。
ハイチ支部は2006年1月末に閉鎖をしました。活動地の治安が極度に悪化し、本部職員の派遣、および現地での活動が困難となっていました。このような状態を考慮しての決定です。「ここまで継続したのなら、危険に負けないで活動するべき」、「援助が届かない国こそ、HFWが必要ではないか」など、継続に向けた議論もありました。しかし、回復の兆しが見られない中、現地職員の生命をどう守るのか、本部職員が現地を訪問せず説明責任をどう果たすのかなど、課題が山積。それらの問題を抱えながらの活動は、不可能という苦しい決断でした。

ハイチでは、HFWが資産を譲渡して、新たな現地NGOとして組織が存続しています。実施していた保健センター運営事業を、現地NGOが持続的に継続できるようになるまで、ドナーの紹介や運営上のアドバイスなど、HFWはサポートしました。

インドネシア準支部は、2007年3月末に、閉鎖することとなりました。現地の飢餓が終わりつつあるという認識のもと、これからは現地の人々に活動を任せ、撤退する時期だという判断です。もちろんインドネシアには貧富の格差があり、飢餓に直面している人々も多くいます。インドネシアで設立される現地NGOが、インドネシア国内の富裕層などを巻き込んで活動していけるよう、閉鎖までHFW本部が基盤作りをサポートします。

また、ブルキナファソ準支部については、2006年10月に今後の方針を決定することになりました。同国は、世界でも最も飢餓の現状が厳しい国の一つで、活動する意義が大きく、適切な人材もいます。しかし、バングラデシュ、ウガンダ、ベナン、ブルキナファソの4ヵ国を支援するには資金が不足していること、また同国の準支部の組織としての能力がまだ十分に評価できないために、暫定的な活動の継続となりました。
これからブルキナファソで活動を継続するためには、新たな資金調達の可能性を創作する必要があります。




これからのHFW 2006年度以降の中長期計画
啓発や政策提言に力をいれ、より一層「世界の飢餓」に取り組む

活動国を大幅に縮小するという困難な決断をしたHFW。活動国は減りましたが、「飢餓のない世界を創る」という目的を、より効果的に達成すべく新しい戦略を策定しました。
これまでの「開発事業」と「啓発事業」という大まかな2つの活動分野を、「開発事業」、「啓発事業」、「青少年育成事業」、「政策提言」の4分野に変更します。
啓発事業は、「飢餓」と「食べること」を切り口に、HFWならではの視点を持った活動を展開していきます。また、政策提言は新しい取り組みとなります。2006年度中に行動計画を立て、取り組みを開始します。
政策提言と啓発、また飢餓のない世界を創る活動を行う若者の支援にも力を入れることで、活動国だけでなく世界全体を対象とした活動をすることができます。


開発事業はこれまでの経験を活かし、前進の速度を速める

支援対象の住民が主体的に参加して行う開発事業は、HFWの特徴として多方面から評価を受けています。この方針をより徹底し、住民の能力強化と参加をさらに促進していきます。これまでの開発事業の経験、作成してきたガイドラインを利用し、住民のニーズに即した事業を展開します。

ここからが本番。試される組織改革の効果

きちんと事業を実施していくために、適正化施策によって作成し、導入された会計や運営体制の各種ガイドラインを適切に使用します。NGOの課題である、職員の労働環境の改善やスキルアップの支援なども実施していきます。そのなかで、資金調達(支援対象国においても実施)を含めた、各種事業の実施能力を高め、効果的に成果をあげる団体となっていきます。

このように組織改革を行い、飛躍の準備を整えたHFW。ここからが本番です。会員、寄付者、協力者のみなさんと一緒に、飢餓のない世界を一日も早く実現させるために、新たな気持ちでスタートを切ります。 (2007.4)



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