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現場レポート:ベナン&ブルキナファソ  
松下勝則さんのスタディツアー体験記

2007年にベナン・ブルキナファソで実施された現地集合・解散型のスタディツアーに8名が参加。
8月10日〜9月8日の受け入れ期間中、それぞれが希望する日程に合わせて組まれたプログラムを通して、HFWの活動や各国の現状を視察してきました。参加者の一人、医療事務の仕事をしながら本の出版にも携わる松下勝則さんから、想いの丈がつづられたレポートが届きました。

世界の飢餓・貧困の現状をこの目で見ることで、
日本での自分の生き方を変えたい
世界の飢餓・貧困を目の当たりにしたいと、インターネットで探して見つけたのがHFWのスタディツアーだった。
誰かが儲かれば、その分誰かが損をする。誰かが食べ過ぎれば、その分誰かが食べられなくなる。日々の自分の行動は、世界中のみんなの幸せにつながっているだろうか? 
つい、自分中心に物事を考えてしまう……そんな自分を反省はするが、それでも過ちを何度も繰り返す。自己嫌悪に陥ったり、自暴自棄になったり、自分に生きる価値がないと思い込んだりするようになってきた。

現地での経験が自分の行動をよりよいものに変えてくれるだろうと期待した。悪循環の苦しみから抜け出せなくなった自分を助けてほしい。それが私のスタディツアー参加の動機だった。


洗濯するブルキナファソの村人

力強く生きる人々
実際に西アフリカを訪れて出会ったのは、飢餓・貧困のなかで力強く生きる人々だった。 ベナンでは、自分たちの国を自分たちの力で変えていこうとしているユース・エンディング・ハンガーのベト村のメンバーたちの志に励まされた。
幼稚園では、給食を買えない子どもに、給食を買える子どもが、自分の給食を分けてあげる。そんな、分け与えることを当たり前に思っている子どもたちの姿にも感動した。

ブルキナファソの不良少年、見た目は悪そうだけれど、民芸品を売るための彼らの執拗な客引きは、実は身体障害者施設の運営を支えるための努力であったことを知って、深く感動した。

ベト村幼稚園の子どもたち
ベト村幼稚園の子どもたち

自分のなかにある自然な気持ち
そして、ツアー参加中にHFW職員の冨田沓子さんから、こんな話を聞いた。「私は、いまHFWのスタッフとして働かせてもらっていることに感謝しているけれど、たまたま与えられた環境がHFWであったというだけ。主婦であろうと、会社員であろうと、私の想い(こころざし)は変わらないから、実現させる場所はどこでもいい。想いが同じなら、環境や立場は違っても何も問題ないと思う……。」

そんな内容のことを、ツアーに参加している学生に話しているのを、私は横で聞いていた。沓子さんの言葉に、私はいたく感動した。と同時に、自分が恥ずかしくなった。自分の気持ちに素直な沓子さん。その自然さがみんなに愛される……。


YEHベト村の会議を見学

日本に帰ってきて
帰国したら、野宿者問題に取り組もう、そう心に決めていた。今では毎週土曜日の夜に野宿者ネットワークというボランティア団体と一緒に、日本で一番野宿者の多い大阪釜ヶ崎の周辺部を夜回りしている。

このスタディツアーで、飢餓・貧困を知ることで、よりよい自分に変わりたい、自分を救ってもらいたいと期待したが、救われなかった。しかし、“みんなの役に立ちたい”という想いを、自然の中で暮らすアフリカの人々、そして冨田沓子さんから感じた。私も、頭で結果ばかりを気にするのではなく、素直に行動することで、みんなに愛されることが可能であると、私の中にも“みんなの役に立ちたい”という純粋な想いがあると、信じたい。

はじめから“自分が幸せになりたい、だからみんなを幸せにしよう”という想いでは、いつまでたっても自分の力で本当の幸せをつかむことができないのだ。ツアーに参加して、救ってもらおうと期待すること自体の誤り気づくことができた。そのことに、とても感謝している。

栄養不良の子どもを抱く松下さん

     

ベト村の村人と
お酒を酌み交わす


コトヌの市場



JICAの専門家から
ネリカ米に関してお話を伺う
2007年8月29日
ベナン
  松下さん現地着
シアバター生産を行っている女性の協同組合訪問
8月30日   幼稚園の授業に半日参加
児童労働に関する活動をするNGO「ESAM」訪問
国営放送局(ラジオ、TV)訪問
8月31日  

コトヌ市内の市場を視察
識字教育を視察
ベト村のYEHミーティングに参加
青年海外協力隊(JOCV) カラビの活動隊員と面談

9月1日   国際熱帯地域農業研究機関(IITA)を訪問
IFE財団訪問、民芸品市場訪問
9月2日   ベト村視察(ガリ作りなどを見学)
奴隷船出航の歴史の町ウィダ訪問
9月3日
ブルキナファソ
  10:45 コトヌ発  12:30 ブルキナファソ着
HFWブルキナファソ準支部事務所訪問
9月4日   HFZワゴウェピ視察(ウェドビラ村養蜂事業の女性協同組合とミーティング、ワムテンガ村脱穀製粉機視察)
クブリ郡知事、市長訪問
ピシ村学校給食を実施している小学校を視察
9月5日   乳幼児と妊産婦を対象にした栄養改善事業(CREN)視察
JOCV 活動地訪問
9月6日   民芸品売り場・生産所を訪問
ジェンベ(アフリカ太鼓)のライブ鑑賞
松下さん現地発

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