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現場レポート:ベナン&ブルキナファソ  
山ノ内凛太郎さんのスタディツアー体験記

2007年にベナン・ブルキナファソで実施された現地集合・解散型のスタディツアーに8名が参加。
8月10日〜9月8日の受け入れ期間中、それぞれが希望する日程に合わせて組まれたプログラムを通して、HFWの活動や各国の現状を視察してきました。HFWの青少年組織ユース・エンディング・ハンガーのメンバー山ノ内凛太郎さんもベナン・ブルキナファソのプログラムに参加。ツアー中の出会いと感動が詰まったレポートが届きました。

私たちは日本で、
「苦しんでいる彼らを救うために活動する」のではなく、
「彼らの笑顔を絶やさないために活動する」べきだと気づきました。


新たなアフリカと向き合いたい
私は、日本でアフリカを含めた開発途上国の現状を若者に伝える活動をしながらも、自分が思い描いているアフリカに違和感を覚えていました。
幼いころから日本のメディアの影響を受けてきたからか、アフリカという国に対し、実質的な距離だけではなく、文化・感覚的にも感じていた、ただならぬ距離感。

また、資料やテレビ番組などで伝えられる、平均寿命、乳幼児死亡率、HIV/エイズ患者数……など、具体的な数値データから連想される悲惨なイメージ。それらが、否応なく自分の中のアフリカ像を形作っている気がしていました。

そのような固定観念で作られたアフリカ像を壊し、自らの五感を通じて創造される新たなアフリカと向き合うため、私はこのツアーに参加しようと決めました。

ベナン南部の農村
まずはベト村を訪問

衝撃! 幼い子どもたちが、地域の課題を議論
ベナンに着くとすぐに、現地のユース・エンディング・ハンガー(YEH)が集まっている校舎に向かいました。想像していた以上に大きくて立派な校舎の中には、希望や使命感で胸がいっぱいの子どもたちが集まっていました。彼らはYEHメンバーとして、自らの地域をよりよくしていくための施策を議論している最中でした。

そんな彼らと出会って、衝撃を受けました。というのも、高校生にも満たないような子どもたちが、身の回りの環境問題や就学率、セクハラ問題への対策を、真剣に発表しているのです! 

私は尊敬の念を抱きました。物質的な観点からは裕福とはいえない環境に生きながらも、なぜ、自分のことだけではなく社会全体の幸福を考えることができるのだろう…… それに比べて、物質的に恵まれている日本人は、いや、自分はどうだろう…… そう考えたのです。

HFWの青少年組織 YEH
ベト村のYEHミーティングに参加

温かい出会い。そして感謝
しかし、私はそれ以上に、こんな情熱に溢れた仲間たちに、ずっと会いたかったんだということに気がつきました。日本から来た学生も、真剣にベナンのことを考えているということを伝えたくて自分の意見を述べると、仲間たちは温かい拍手を送ってくれました。

会議終了後に、何人ものメンバーたちと握手を交わしました。彼らが笑顔で語りかけてくる言葉は、私にはほとんど理解できませんでしたし、私の思いも伝えることができませんでしたが、手を握り、笑顔を交わせば、きっと通じ合える。そんな気にさせてくれる笑顔でした。

他にもたくさんの仲間たちに出会いました。みんな、いつも温かく私たちにほほ笑みかけてくれました。

私たちのために自分の部屋を快く譲ってくださった、
HFWベナン事務局長の旦那さん
毎日、料理を運んできてくれたHFWベナン事務局長の子どもたち
温かく迎え入れてくれた村長と長老
村で出会った、体操技を競い合った少年たち
大雨でぬかるんだ道を毎日送り迎えしてくれたドライバーさん
私が日本に帰ってからすぐにメールを送ってくれたトビデさん

HFWベナン事務局長自宅
HFWベナン事務局長と一緒に

ブルキナファソのレストラン
ブルキナファソで鳥料理を堪能

笑顔を絶やさないための活動を
日本に帰ってきて、自分の中のアフリカが大きく変わっていたことに気づきました。みんなの笑った顔と、たくさん受け取った温もり、そればかりが甦ります。そしてある結論にたどり着いたんです。

私たちは日本で、
「苦しんでいる彼らを救うために活動する」のではなく、
「彼らの笑顔を絶やさないために活動する」べきだと。

笑顔に満ち溢れたアフリカが、私の中で今も輝いています。
ベナンの市場
ベナンの市場で出会った子どもたち

     
CRENの対象地域の村
ブルキナファソの村でマンゴーを記念植樹


女性の収入向上のための事業
キャッサバ芋から作る“ガリ”
2007年8月31日
ベナン
  山ノ内さん現地着
ベト村のYEHミーティングに参加
青年海外協力隊(JOCV) カラビの活動隊員と面談
9月1日   国際熱帯地域農業研究機関(IITA)を訪問
IFE財団訪問、民芸品市場訪問
9月2日  

ベト村視察(ガリ作りなどを見学)
奴隷船出航の歴史の町ウィダ訪問

9月3日
ブルキナファソ
  10:45 コトヌ発  12:30 ブルキナファソ着
HFWブルキナファソ準支部事務所訪問
9月4日   HFZワゴウェピ視察(ウェドビラ村養蜂事業の女性協同組合とミーティング、ワムテンガ村脱穀製粉機視察)
クブリ郡知事、市長訪問
ピシ村学校給食を実施している小学校を視察
9月5日   乳幼児と妊産婦を対象にした栄養改善事業(CREN)視察
JOCV 活動地訪問
9月6日   民芸品売り場・生産所を訪問
山ノ内さん現地発

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