飢餓のない世界を創ろう
HUNGER FREE WORLD
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 イラク攻撃に関する声明文

私たちハンガー・フリー・ワールド(HFW)は飢餓から解放された世界を創ることを目的とした国際協力NGOです。
今回、国際社会の世論に反しイラク攻撃が始まったことに対し、HFWは強く遺憾の意を表します。戦争は巨額の軍事費を費やし生活基盤を破壊し多くの人命を奪います。中でも子どもや女性、貧しい人々が最も影響を受けます。特に考慮すべきは、戦争の影響で死ぬ子どもの大部分が爆弾や砲弾でなく飢餓や病気で死亡することです。当団体の活動国ウガンダの1980年の調査によれば、戦闘地域での暴力による死者は2%で、20%が病気、78%が飢餓によるものでした(1996年「世界子供白書」ユニセフ)。
また、戦争はこのような物質的な飢餓だけではなく、人々の心に精神的後遺症を残し、新たな報復やテロを引き起こす危険性を常に帯びており、暴力の連鎖が新たな飢餓を生み出すものと考えます。

今回のイラク攻撃を止めることができなかったのは、アメリカ、イギリス両政府、イラク政府、日本を含む各国政府のみの問題でなく、我々人類全体の責任であると理解することが必要です。なぜなら、政治、経済、社会構造の根幹を構成するのは我々人類一人ひとりであり、そのありようは世界のありようを決定づけるからです。さらにこれら一人ひとりがどこに生まれ、どのように生きようとも相互理解と尊重に基づいた関係を築くことが可能であるとHFWは信じています。

この戦争を一刻も早く停止させ、新たな戦争を発生させないために、今、政治、経済、社会のあらゆるレベルでのかつてない変革や調和が必要であると考えます。
HFWは、アメリカ、イギリス両政府、イラク政府、日本政府及び全ての政府並びに市民一人ひとりに向けて、戦争が人類にもたらす被害を真摯に受け止め、戦争を平和的に解決するよう下記のことを求めます。

  1. 市民一人ひとりは停戦に向け平和的な手段で政策提言・世論喚起等の非戦のための行動を起こすこと。
  2. アメリカ、イギリス両政府及びそれらと軍事行動を共にする政府、及びイラク政府は軍事行動をやめること。
  3. 日本政府は戦争に対する支持・支援を行わないこと、及び、率先して被害者救援及び災害復興に取り組むこと。
  4. 全ての政府は大量破壊兵器や生物兵器を保有しないこと。
  5. 全ての政府は最大限の努力と英知を集結し平和的に問題を解決し、人類の進歩と人々の幸福のために協力すること。
HFWは、上記の声明を政府そして市民に訴えます。
さらにHFWは、平和の基礎となる物質面・精神面の飢餓から解放された世界「ハンガー・フリー・ワールド」の実現に向け、アジア、アフリカ、中南米の開発途上国での開発事業の実施や啓発活動に継続して取り組みます。

以上

2003年3月29日
特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド 理事長 河合政実

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