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私たちの住む世界では、6人に1人が飢餓に直面しています。
しかしその原因は、すべての人に十分な食料がないからではありません。
飢餓とは食料を十分に手に入れることができず、慢性的な栄養不良になることです。栄養不良は子どもの発育を妨げ、大人の体力を奪い、病気を引き起こします。生命を維持するだけではなく、健康で社会的な活動を行うためにも十分な食料を得る必要があります。
世界的な食料価格や原油価格の高騰の影響で、2008年から2009年までの1年間に飢餓人口が6000万人増加しました。その影響をもっとも大きく受けたのが、アフリカなどの開発途上国に住む人々です。生活費のうち食費の割合が60〜80%にもなる開発途上国の家庭では、食事の回数を減らし、1回に食べる量を減らさざるを得ませんでした。その結果、子どもや妊娠中の女性の栄養状態が悪化し、長期的な発育への悪影響がすでに報告されています。このような状況は改善されず、2009年が終わるまでに、飢餓人口は史上最高の10億2000万人に達すると予測されています。
データ:国連食糧農業機関
日本の食料自給率は、41%(2009年8月現在)。私たちが毎日食べているものの約3分の2を海外からに輸入に頼っています。そんな私たち日本人が、1年間に消費する食料の量は、約9100万トン(家畜のエサとして消費している分はのぞく)。しかし、そのうちの約1900万トンが捨てられています。そのなかには賞味期限内で全く問題の無いのにも関わらず廃棄される食べ物が、年間500万〜900万トン含まれているとされています。低い自給率が示すように、私たちの食生活は多くの国々で作られた食料に支えられています。世界の食料問題を解決するには、私たち日本人の食のあり方も考え直さなくてはいけません。
データ:農林水産省