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 活動報告:ベナン - どんな国?

■ 奴隷貿易と民主化の歴史‐ベナン
奴隷貿易の象徴「戻られざる扉」 奴隷貿易の一大中継地
「ベナン」と聞いて、すぐに場所をイメージできる人はそう多くないかも知れません。しかし、象牙海岸と聞けば、アフリカ大陸西側のギニア湾沿いをイメージできる人も多いのではないでしょうか。
ベナンは、西アフリカのギニア湾に接する、南北に細長い国です。かつて、象牙海岸は奴隷海岸とも呼ばれ、ベナン沿岸部は、奴隷貿易の一大中継地として栄えていました。そして、実に数百万人以上のアフリカ原住民がアメリカ各地やハイチなどの西インド諸島に奴隷として連れていかれたのです。現在では、奴隷貿易の歴史を記すため、かつてアフリカ原住民が海岸まで運ばれた道のりを「奴隷の道」と名づけ、道に沿っていくつかのモニュメントが置かれています。特に、奴隷貿易船が入港していた海岸には、戻られざる扉(The Gate of No Return)というモニュメントが建てられおり、アフリカ原住民にとってこの海岸が、もはや故郷に帰って来られない最終地点であったことを教えてくれます。

アフリカにおける民主化のモデル国
しかし、そんな暗い過去を微塵も感じさせないほど、ベナンの人々は明るく友好的です。そのことを証明するように、ベナンでは40以上の部族が存在していながら、部族間の争いがない非常に治安の良い国です。特に政治面は、複数政党による民主政治を行うなどアフリカの他の国でも類を見ないほど安定しており、アフリカにおける民主主義の手本として評価されるほどです。また、南部の商業都市コトヌーは、アフリカで最も活気がある港のひとつにあげられます。
ただ、人々の生活に目を向けると、干ばつなどが原因で多発する飢饉や食糧不足によって多くの人々が命を落としていたり、多くの子どもたちが、下痢や栄養不良など予防可能な病気で命を落としているなど、問題を抱えているのもまた、この国の一面です。HFWでは、活動地域の利点を考慮しつつ地域に根ざした支援活動を実施し、ベナンの飢餓を終わらせることを目指しています。


多くの人と食べ物が集まる市場 ヤシの木に囲まれた、活動地ベト村の家屋

■ ベナン共和国 Republic of Benin
面積11万2622平方キロ ※日本の約3分の1
資源綿花、パームオイル
人口820万人(04年)
首都ポルトノボ、人口224万人(02年)
言語公用語はフランス語。他にフォン語、ヨルバ語などの民族語
宗教伝統宗教65%、キリスト教20%、イスラム教15%
政治体制共和制
元首大統領。ヤイ・ボニ。前西アフリカ開発銀行総裁、2006年4月就任。次回選挙は2011年3月。
1人当たり国民総所得530米ドル(04年)※日本の約70分の1
成人識字率34%(04年)
平均余命54年(04年)
5歳未満児死亡率152(世界平均79)(04年)
参考資料「世界子供白書2006」ユニセフ、外務省ホームページ

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