農業大臣に面会し、「食料への権利」実現のために HFW とともに尽力することを約束してもらいました : 飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD     

活動レポート ブルキナファソ

2020.03.12 ブルキナファソ

農業大臣に面会し、「食料への権利」実現のために HFW とともに尽力することを約束してもらいました

農業大臣(写真中央)に面会するHFWメンバー(左奥とその手前)

2月20日、HFW職員2名とHFWがリーダーシップをとって結成した市民団体連合のメンバー2名で、農業大臣サリフ・ウェドラオゴ氏を訪問しました。大臣のもとで実務を担う国家食料安全保障委員会事務局長イッサ・ソルゴ氏も大臣側に同席してくれました。 

この訪問の目的は、現時点で「食料への権利」の文言が記載されることとなっている憲法改正案が採択されるよう、大臣に協力してもらうためです明文化されることで、国家にブルキナファソ国民への十分な食料と栄養を保障することをより明確に約束させることができるからです。 HFW は、単独で働きかけるよりも趣旨に賛同する他団体と一緒に活動したほうが影響力が強まると考え、食料安全保障や人権などの共通の関心をもつ他団体によびかけて市民団体連合を作りさまざまな活動において協働しています。今回も、単独ではなく連合として面会を申し込んだことで、多忙な大臣との面会が実現しました。 

当日は1時間あまりの面会でしたが、連合の要望を伝え、「食料への権利」と食料安全保障の重要性について議論を交わすことができました。大臣は、「食料への権利」の憲法明文化を実現するために HFW に喜んで協力すると約束してくれ、さらに次のように述べました。「『食料への権利』について我々農業省や政権、地方行政などに強く訴えかけるあなた方の活動を称えます。私はあなた方の主張にしっかりと耳を傾けていますから安心してください。『食料への権利』の実現を国に義務づけていない今の憲法下においても、すでにわが省は国民のためにこの権利を実現するべく多くのプロジェクトを行っていることをご承知おきください。国民の『食料への権利』実現を前進させてくれるようなあらゆる提案をいつでも受け入れます。 あなたの組織との協力関係を確立するために、ここに同席している国家食料安全保障委員会事務局と連絡を取り合うことをお勧めします。そうすることで私たちの連携がより実り多いものになるでしょう。また、独立記念日や農業フェア、農民の日などの機会に、栄養についてのアドボカシーを行うとよいでしょう」 

今後は大臣のアドバイスに従って、国家食料安全保障委員会を通じて農業省と HFW との連携をさらに強化していく予定です。 

面会の様子は、同行したジャーナリストによってWEBサイトニュースで報じられた

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