【事務局長会議2012】堆肥づくりを体験

2012年05月17日

堆肥づくりを見学ボダでの視察最後の日は、「ぼかし」と呼ばれる堆肥づくりを見学しました。日本の専門家から習った技術と、地域の素材を融合させてできた堆肥づくり。見学をさせてもらった農家では、それがさらに親から子へ受け継がれており、とても素晴らしいと思いました。お父さんは「ぼかしバイ(ぼかしおじさん)」の愛称で呼ばれ、地域の若者にも技術を伝えているそうです。技術を自分の中にだけ留めておくのではなく、共有して一緒に地域を良くしていきたいという心意気は、ブルキナファソでも見習いたいと思いました。私も堆肥づくりを体験しましたが、とても力のいる作業でした。

ミミズを使った堆肥づくりも見せてもらいました。素材となるミミズ、牛糞、バナナの幹はブルキナファソでも手に入りますが、カギは湿度の維持です。年間通して湿度の高いバングラデシュに対し、ブルキナファソは乾季には湿度が20%以下になります。堆肥が適応するかどうか、まずは湿度が高い雨季に試してみたいと思います。

その後は、栄養改善事業の調理ワークショップを見学。この日のメニューは、チャパティと野菜スープでした。地元で手に入る食材を使うことは、ブルキナファソの事業と共通しています。火を通しすぎたり、調理時間によっては栄養素が失われてしまうということは初耳だったので、自国でも広められないかと考えています。

ブルキナファソ支部事務局長:モリース・ソメ

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