活動レポート バングラデシュ

2017.08.28 バングラデシュ

事業の指針となる基礎調査を実施。住民の生活状況が数値であきらかに

 

丁寧に聞き取り調査をするYEHメンバー(写真左)

主食の米を3食とれている世帯はボダ郡では1/3 など

2016年からの中期目標が明確になり、HFWのすべての支部では、より「食料への権利」に直結する活動に注力しようとしています。また、前回調査を行ったときから約10年が経過していることもあり、各活動地の住民の生活状況を正確に把握するための基礎調査を2017年4月から実施しました。

バングラデシュでは、6月までにHFWの活動地である2郡において、地方自治体が管理する貧困世帯リストからボダ郡120世帯、カリガンジ郡102世帯を対象に実施。世帯主と家事労働を担う女性の両者から、家計や食事内容、健康についてなど1世帯に約3時間かけてアンケート調査を行いました。

調査にあたったのは担当職員6名のほか、職員に研修を受けたYEHメンバー13名。「食料の権利」実現に向けて貢献する青少年を育てるために、若者が飢餓について理解を深め、解決への決意を強める機会を提供することができました。

【現時点で報告されている概要】

  • 疲れてフラフラする、など慢性的に健康不良を訴える女性が多い。
  • 医療費の支出が家計を圧迫し、赤字になって親戚などに借金する世帯が多い。
  • 主食である米を1日3食取れている世帯…ボダ郡1/3、カリガンジ郡1/2
  • 1日に摂取する野菜の種類は2種類以下…全世帯
  • 1歳未満で子どもを亡くした母親の割合…ボダ郡20%、カリガンジ郡25%
  • どんな食材を購入するかなど、女性が家庭内で決定権を持っていない割合…両郡で30%以上

今後、さらに詳細な分析を進めていく予定です。そして、これまで実施してきた事業の検証も含め、これからどのように事業を組み立て実施していくのか、対象者と目標の設定、投入する予算と労力など、早急に検討していきます。

調査の結果を受けて議論するHFWバングラデシュ支部職員たち

Message from Bangladesh

今回、アンケート調査の仕方についてHFWから研修を受けて調査に参加しました。自分の地元でこんな問題があることを初めて知って驚き、大きなショックを受けました。これらの問題を解決するために、 HFWの地域での活動に積極的に関わりたいと思っています。

シカ・カトゥンさん(調査に参加したYEHメンバー・アルアショルア村)