活動レポート ニュース&トピックス

2016.03.01 ニュース&トピックス

YEHの国際会議を開催し、5ヵ国のメンバーが議論を深めました。 福島の高校も訪問し、多くの若者に飢餓を考える機会を提供しました

GYC最終日の成果報告会。HFWの支援者や役職員の前で、今後の決意を語る。その模様はYoutubeで会員・寄付者のみなさんに中継した

2015年8月21日(金)~24日(月)に、バングラデシュ、ベナン、ブルキナファソ、ウガンダの代表そして日本の青少年組織ユース・エンディング・ハンガー(YEH)のメンバー、計30名が東京に集結し、グローバル・ユース・カンファレンス(GYC)を開催しました。
それぞれ国やグループの活動報告とともに、今後の活動について議論。YEHは、5ヵ国815名ものメンバーが共通の目的を持ち、チームワークを育みながら活動できているすばらしさを改めて確認。一方で、まだ知名度が低い点やYEH以外の若者と連携できていない点などが課題に。より効果的な活動を行うために、SNSの活用や、学校を拠点とした啓発活動など若者らしい活動を積極的に行うことが検討されました。

また、海外メンバー来日の機会を最大に生かすべく、GYC以外にも、国際協力に関心の高い学生たちと国際的潮流について学び語り合う「ユース・シンポジウム」の開催や、「世界食料デー」月間のプレイベントに出席。福島の高等学校を訪問して講演とワークショップを行うなど、精力的に活動しました。飢餓が存在する国の実情は、日本の若者たちに強い印象を与え、「自分の周りの人たちに伝えたい」「現地に行って日本の私たちが何をしたらいいのか見極めたい」などの感想が出ました。


ユース・エンディング・ハンガー 2015 宣言文

私たち5ヵ国のユース・エンディング・ハンガー(YEH)の代表は、2015年8月東京に集まり、飢餓の終わりに向けて活動を発展させるため、また各支部の連携を深めるために、グローバル・ユース・カンファレンス(GYC)を開催した。
ここに多くの協力者の方々と共有するために、その成果をまとめる。そして、私たちは、この成果を自国に持ち帰り、他のYEHのメンバーやHFWの仲間と共有し、これからのYEHの活動をよりよいものとすることを約束する。

1.私たちは、GYC2013の宣言文の振り返りや、各支部の活動や運営について報告を行い、成果と問題点を確認した。

成果や評価できる点のうち、主なものは以下の通りである。

・自国だけでなく5ヵ国で活動し、計815名の仲間がいる。
・同世代が一緒に活動でき、意見の交換や交流ができる。
・リーダーシッフやチームワーク力を育てられている。
・飢餓問題解決に向けて共通の認識を持つことで活動が促進されている。
・GYC2013を振り返ることて課題を明確にし、それを克服する努力をしている。

問題点や困難である点のうち、主なものは以下の通りである。

・ YEHの知名度か低く、活動範囲か少ない。
・ 5ヵ国のYEHかお互いの国の現状や抱える問題を十分に理解できていない。
・自分たちの活動の飢餓問題解決への貢献度が見えにくいため、モチべーションを保ちにくい。
・資金の不足や設備の不十分により活動が制限されている。
・自分の地域にいる、YEHメンバー以外の若者との連帯が少ない。

2.私たちは、HFWの中長期計画を学び、YEHが求められていることを理解した。また、国際協力の潮流やその中で青少年に求められている役割を他団体の青少年と議論をした。その議論の中で大切な点として挙げられた点は以下の通りである。

・若者は、自分たちが持つ活力を生かして、積極的に行動をする。
・若者同士でのコミュニケーションを取りやすい環境を作る。
・若さを強みにして社会の固定観念に捉われない意見を発信する。

具体的に各国で若者がどのようなことができるか話し合った。そこで出てきた主なアイデアは以下の通りである。

・清掃委員会を学校で立ち上げて学校の方々と活動する。
・若者だけで構成される政党を立ち上げる。
・YEHとして学校を訪問し、飢餓やYEHの活動に関するメッセージを生徒に伝える。
・飢餓について学び、また、HFWの職員とともにYEHが活動できるHFWの学校を設立する。
・学生目線で、若者が使う言葉や表現を用いた飢餓に関する本を出す。
・若者が大人に働きかけて、社会に雇用の機会を設ける。
・農業に携わる経験が少ないYEHメンバーが農業体験をする。

3.私たちは、飢餓を解決するための行動を促すために、広く一般の人に啓発活動を行った。その成果は以下の通りである。

・一般の人にYEHの存在を広めることができた。
・SNS(Facebook・twitter)を積極的に活用し、YEHの活動内容を共有することができた。
・YEHメンバー同士の連帯感を高めた。

4.私たちは、「世界食料デー」月間に向けて、5ヵ国でどのように連携した活動ができるか意見交換をした。具体的な活動は各国が自主的に行うが、5ヵ国で共通した基本のコンセプトとして、以下に決まった。

・「食料への権利」
・「食」に対する意識を高めること

また、今後連帯感をもって活動をおこなうための具体的な連携方法について意見交換をし た。そのときに以下のアイデアが挙がった。YEHジャャパンの事務局が今後実施に向けて検討をしていく。

1. 2013年のGYCを機に作成したFacebook ぺージを継続する。
2.海外支部ごとに雑誌を毎年作り、それを他の支部に共有する。
3.LINEなどのコミュニケーションツールを活用して、個人で、またはグループで定期的に連絡を取る。
4.スカイプなどの顔が見える交流をする。
5.活動報告のムービーを作って各国に共有する。
6.YEHメンバーだけがアクセスできるソーシャルアカウントを作成する。
7.ドキュメンタリーをyoutubeに載せる。
8. 現地訪問を実現する。
9. アジア圏ごと・アフリカ圏ごとの国内会議(NYC)を実施する。
10.日本への提案:海外支部代表者各1名が4ヵ国をまわる。
11.日本への提案:海外支部が作った農産物をジャパンメンバーが売り、ファンドレイジングする。
12. 日本への提案:YEHジャパンメンバーが休耕地で耕作し、その売上げを海外支部へ送る。

私たちは「飢餓が若者の命を終わらせるのではなく、若者が飢餓を終わらせよう」をスローガンとし、「共創協働」の理念をもって青少年だからこそできることを実践していくことを表明する。

最後に、GYC開催にあたってご尽力いただいたみなさま、そして私たちの活動を支えてくださっているみなさまに深く感謝の意を表明する。

2015年8月24日 日本、東京
グローバル・ユース・カンファレンス2015 参加者一同

現地にいる海外YEHメンバーとテレビ会議。10月16日の世界食料デーに向けて、連携したイベントを行うことを決定

一般の学生も参加した「ユース・シンポジウム」。MDGsとSDGsをはじめ飢餓に対する取り組みの国際的潮流を学び、若者に何ができるかを議論した

YEHメンバーからのコメント

海外支部メンバーと直接交流し、友だちになれるかけがえのない機会でした。また、国際協力に関することのみならず議論の進め方やメンバーとのコミュニケーションの 取り方など、幅広い学びがありました。

 

HFWやYEHについてはこれまでも理解していましたが、GYCに参加してからは、より深く理解し、その活動に心の底から共感するようになりました。これからも、世界から飢餓をなくす活動に力を尽くしていきます。

今回のGYCでは海外支部の代表たちと日本メンバーは直接会わないと伝えにくい「気持ちのキャッチボール」をたくさんすることができました。