活動レポート ニュース&トピックス

2013.10.04 ニュース&トピックス

青少年の国際会議、グローバル・ユース・カンファレンス(GYC)開催。 国と国との連携を深め、飢餓をなくす活動への決意を新たに

成果文書「ユース・エンディング・ハンガー2013」を読み上げる代表メンバー

8月23日(金)~26日(月)に、HFWの青少年組織ユース・エンディング・ハンガー(YEH)の国際会議であるGYCを開催しました。バングラデシュ、ベナン、ブルキナファソ、ウガンダ、そして日本のYEHの代表者たち14名が東京に集結。これまでの活動について情報交換すると共に、飢餓をなくすために若者として何をすべきか、徹底的に議論しました。  最終日には、4日間討議してきたことを成果文書としてまとめました。そして、会員やボランティアのみなさんなど50名近くの前で発表。「5ヵ国の若者たちが連携し、世界から飢餓をなくすために活動していく」という力強い言葉に、大きな拍手が起きました。

GYCをきっかけとして、支部間の若者たちに、言葉の壁を超えた深い信頼が築かれたのと同時に、今後の活動について大きなモチベーションを得ることができました。

HFWは「若い力を育てる(青少年育成)」を4つの活動のうちの一として、青少年を、大きな可能性とパワーを持つ存在であり、これからの社会をよりよくしていくための重要な人材と位置づけています。そして、飢餓を終わらせるために持っている力を最大限に発揮し、飢餓の終わりに貢献できる人材へと成長していくことが大切であると考え、青少年の自主的な活動や運営面のサポートを行っています。2013年度からは、よりいっそう青少年育成事業を強化するため、本部では青少年育成事業を主担当とする職員を採用、GYCも12年ぶりに開催し、以後2年ごとに開催する予定としています。


ユース・エンディング・ハンガー 2013 宣言文

私たち5ヵ国のユース・エンディング・ハンガーの代表は、2013年8月東京に集まり、飢餓の終わりに向けて活動を発展させるため、また各支部の連携を深めるために、グローバル・ユース・カンファレンスを開催した。すべての国のユース・エンディング・ハンガーが一堂に会すのは、「子どもための世界サミット」の宣言実現に向けて1991年から2001年まで開催し続けきた、最後のグローバル・ユース・カンファレンスから12年ぶりである。

ここに多くの協力者の方々と共有するために、その成果をまとめる。そして、私たちは、この成果を自国に持ち帰り、他のユース・エンディング・ハンガーとハンガー・フリー・ワールドの仲間と検討し、これからの活動をよりよいものとすることを約束する。

1.私たちは、各支部の活動や運営について報告し合い、成果と問題点を確認した。

成果や評価できる点のうち、主なものは以下の通りである。

・自国だけでなく5ヵ国で活動し、計921名の仲間がいる
・青少年自身が主体的に企画、運営する活動を展開している
・ハンガー・フリー・ワールドが母体組織であることを生かし、青少年だけではできない活動を行っている

問題点や困難である点のうち、主なものは以下の通りである。

・卒業生が活躍する機会が十分ではない
・卒業生との連絡が不十分なことで、卒業生の活躍が把握されていない
・他支部との情報共有が十分でない
・5ヵ国におけるユース・エンディング・ハンガーの認知度が十分ではない
・15歳から24歳という年齢条件に対して5ヵ国一致した見解が持てていない

2.私たちは、青少年の「成長」と「発揮」を掲げるハンガー・フリー・ワールドの青少年戦略の案に対して意見を述べ、賛同した。このハンガー・フリー・ワールド青少年戦略と1.の成果と問題点を踏まえて、私たちは各支部において活動する。
2014年度より活動するにあたり持つ共通認識の、主なものは以下の通りである。

・私たちは、自国および世界の飢餓を終わらせることに貢献する人材として、将来さまざまな分野で活躍するために、ユース・エンディング・ハンガーの活動を通じて、モチベーションや能力を高める
・私たちは、自身が飢餓から解放されるという目的ではなく、飢餓から解放された世界を創るという目的のために行動する。そのために、私たちは、他の青少年に波及する、あるいは社会の構造を変えることにつながる活動を行う
・私たちは、自身の行動がどのように飢餓を終わらせることにつながっているか理解し、協力者がそのつながりを理解できるよう努める
・私たちは、ハンガー・フリー・ワールドの開発、アドボカシー、啓発活動をはじめ、そのほかの活動や組織運営に、青少年の力を発揮して積極的に参画する
・私たちは「同世代が一緒に活動でき、意見の交換や交流ができること」また、「リーダーシップやチームワーク力を育てられること」をユース・エンディング・ハンガーの利点とする
・ 私たちは飢餓を終わらせる熱意を5ヵ国間で高めあい続ける。5ヵ国はこの方向性に合った活動ができるように努める
・年齢条件に対する見解を一致させ、それを守る
・卒業後は卒業生としてのサポートやハンガー・フリー・ワールドへの積極的な参画を行う

3.私たちは、各支部間の連携方法について話し合った。

具体的な連携方法のうち、主なものは以下の通りである。

・ Facebookなどのソーシャルネットワークを活用する
・世界会議を2015年度に開催し、以降定期的に開催する
・ 他支部のユース・エンディング・ハンガーの情報が共有される体制を作る
・ GYC/NYC(国内会議)などで作るTシャツのデザインに5ヵ国の旗を入れる
・各国に写真つきの活動報告の共有
・ 各国のメンバーが他国を訪問し、その国の活動を体験する
・各国に情報共有のためのアクティブなコーディネーターやボランティアを選び、各国のコーディネーター同士で連絡網を作る

私たちは「飢餓が若者の命を終わらせるのではなく、若者が飢餓を終わらせよう」をスローガンとし、「共創協働」の理念をもって青少年だからこそできることを実践していくことを表明する。

最後に、グローバル・ユース・カンファレンス開催にあたってご尽力いただいたみなさま、そして私たちの活動を支えてくださっているみなさまに深く感謝の意を表明する。

2013年8月26日 日本、東京
グローバル・ユース・カンファレンス2013 参加者一同

各活動国ごとに、メンバー紹介や、これまでの取り組み、課題について報告がなされた

どう連携していくか、グループごとに討議したあと、発表。Facebook活用などのアイデアが出された

最終日、4日間行動を共にした仲間たちの間には強い絆が生まれた

参加者たちの声をお聞きください(YEHメンバー編集)

YEHメンバー、成果発表参加の大人からのコメント

わかりやすく話す大切さを改めて感じた。言葉の違いがあったが言いたいことが伝わった時は本当にうれしかった

HFWが母体だから青少年だけではできない活動ができちゃうのがYEHのいいところです。YEHはリーダーシップとチームワーク力が育つところ

大人も若者に負けずにがんばらなければいけないですね。大きなパワーを若い人からもらいました

一般に言われている「日本の若者が無関心」というのは大きな間違いですね。こんな熱心に、真剣に飢餓問題に取り組んでいるのは、素晴らしいです。今回のGYCの体験は今後彼らの大きな財産になっていくと思います