今回は支援者対応を担当している米津英介さん、人事・労務を担当している儘田由香さんにフォーカスを当てます!
感謝の手紙:毎年、支援者担当がご寄付をいただいた方に向けて金額の明細書と理事長からの手紙を送っている。
どのような仕事を担当されていますか?
米津: 会員の方や寄付者の方など個人の方とのやり取りをしています。会員・寄付者の方とのやり取りでは、請求・入金状況を管理したり 、領収書を発行したりしています。
儘田:人事や労務、HFW職員の人材育成などを担当しています。HFWに関わる人たちがよりよく働けるようになり、職員が能力を最大限発揮することでよりよい成果を出せるよう、場づくりをしています。
米津英介:ファンドレイジング支援チーム 支援者担当オフィサー
儘田由香:グローバル人事担当オフィサー
仕事をする上ではどのようなことを意識していますか?
米津: 1つは正確性です。何事も速くやろうとするとむしろ遅くなると思っているので、焦らず丁寧に行うことを心掛けています。例えば、退会の連絡があった方の処理をし忘れ、翌月も引き落としが続くようではHFWの信頼性が損なわれてしまうので、丁寧な仕事が必要だと考えています。
もう1つは支援者目線に立つことです。私の仕事は寄付者の方が最初にHFWに抱くイメージを左右するポジションなので、誠実な対応を行えるよう気を付けています。
儘田:人事や人材育成においては、先入観を持たずに相手の話を聞くことを意識しています。私は沢山アドバイスしたくなるタイプなので、HFW職員から悩みや今後のキャリアなどについて相談を受けるときは、自分の価値観を前に出してしまわないよう、傾聴することを気にかけています。
労務は就業規則の改定やタイムカードの確認など、ミスが許されない仕事なので、曖昧さや不安を残さず、絶対に大丈夫だと確認できるまでGOサインは出さないようにしています。
HFWに関わってくれる人にはどのような共通点や想いを持った人が多いと感じますか?
米津:入会申込書と一緒にお手紙をいただくことがあるのですが、中には戦争を経験されたような世代の方もいらっしゃいます。ご自身の体験をもとに食の課題に関心を持つ方が多いのではないでしょうか。
加えて、生協の組合員の方などは国際協力や社会課題に関心が高いように感じます。
儘田:職員の共通点として挙げられるのは、「食が好き」ということです。高級料理を食べたいということではなく、みんなでワイワイと食事を囲みながら話したり、誰かが旅行先で買ってきてくれたお土産を一緒に食べたりすることが好きな人が多いですね。食べることが好きだからこそ、それが当たり前ではない世界があることに憤りを感じているのだと思います。
HFWへの支援や活動・業務を通して、関わってくれる人々にどのような経験をして欲しいですか?
米津:支援者の方には寄付金が有効に使われているということを実感してもらえたら、と思っています。一度、「感謝の手紙」の明細に対して非常に分かりやすく誠実性が感じられるので寄付し続けるというお声をいただけた時はとても嬉しかったですし、これからも頑張ろうと思いました。
儘田:以前、学生ボランティアから「人は心が動かないと行動しない」と言われ、その言葉に納得させられた経験があります。心が動くような経験から、自分の目的意識などがはっきりすることで、改めて飢餓や食料問題が自分ごととして心の中に根付くきっかけにもなると思います。そこからHFWと長く付き合ってくださるのではないでしょうか。
阿部:お二人の仕事では人との繋がりが特に大きな構成要素になっているのだと思いました。相手の立場になって物事を考え、仕事をするということは自分が社会に出た際にも意識しようと思います!
水澤:向き合う一人一人のことを深く考えているからこそ、お二人は正確性や傾聴といった確かな軸をもって活動に取り組んでいるのだと強く感じました。私も誠実な姿勢を忘れず活動に取り組んでいきます!
2023年6月収録。役職名は当時のものになります。
文責:フードシステム変革推進チーム学生インターン 阿部