インタビュー:「何かせずにはいられない」広報・個人寄付担当の横山さん・四元さん : 飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD     

インタビュー:「何かせずにはいられない」
広報・個人寄付担当の横山さん・四元さん

普段は見えにくい職員の仕事や人となりを、ハンガー・フリー・ワールド(HFW)の学生インターンがインタビューで聞きました!
今回は広報を担当している横山秀さん、個人によるご寄付のファンドレイジングを担当している四元菜津美さんにフォーカスを当てます!

年次報告書やハンガー・フリー・ニュース、ハガキなどの広報物

どのような仕事を担当されていますか?

横山:支援者の方やHFWに興味を持ってくれる方に向けていろいろな広報物を作っています。たとえば年次報告書や広報誌であるハンガー・フリー・ニュースの発行、またHP上の記事作成を行っています。
四元:HFWは書損じハガキや切手、中古のCD・DVD・ゲームソフトなど、日本全国からみなさんが郵送してくれる物品の寄付や、継続的なご寄付で支援する「会員」「賛助会員」「ひとつぶ募金」のみなさま、単発の寄付で支援するみなさまによって支えられています。私はこのような個人のみなさまからのご寄付を募るポスターやリーフレットの作成や、WEBでの訴求を行っています。

横山秀:グローバル管理オフィサー

ユースに向けた広報はどのようなことを行っていますか?

横山:みなさんの関心に答えられるように活動しています。「自給率って何だろう?」のような疑問をもってHPを訪問してくれる学生さんが多いので、分かりやすく解説している記事を多く公開しているのは大切なことだと思います。学生さんの興味や疑問に沿った情報発信を増やしていきたいです。

仕事の際にどのようなことを意識していますか?

横山:活動に関わってくれるメンバーの人柄やそれぞれの想いが伝わるような発信がしたいです。文章だけでは無機質に見えてしまう部分があるので、HFW職員がどのような背景や気持ちがあって活動を行っているのかがイメージできるように考えながら広報物などを書いています。
四元:自分が支援者だったらどのようなことを知りたいかを考えながら、制作物を作るよう意識しています。まだまだ未熟ですが、少しでもHFWを応援したいなと思ってもらえるような制作物を作りたいです。

支援者の方はHFWのどのような点に惹かれていると感じますか?

横山:丁寧な姿勢のファンになってくれる方が多いです。性急に寄付をお願いするよりも、「飢餓とは」「世界の食料事情」などの記事で問題自体について丁寧に説明を重ねて理解を得ることで信頼を獲得できていると感じます。
四元:食料問題を自分事として捉えて、応援してくださる方が多いように感じます。特に、イベント参加やボランティア活動など、何らかの形で直接HFWの活動に触れたことのある方にも応援いただくこともあり、とても嬉しいことです。

広報活動を行うモチベーションの源泉はなんですか?

横山:「伝えたい」という気持ちですね。学生の頃からインターンとしてHFWに関わり始めました。活動に参加する中で、HFWではただ食料を届けるのではなくサステナブルな改善方法を広めているということを知りました。それで「もっとこのような活動を伝えたい」という気持ちが芽生えて、今も発信を続けています。
四元:学生時代のボランティアで世界の現状を目の当たりにし「何かしたい」と思ったことがきっかけです。何かモチベーションになることがあるからこの仕事を続けているという訳ではなく、自分がやりたくてやっているという感覚がとても強いです。今この仕事ができていて、食料問題に関する呼びかけができていること自体が嬉しいです。

<学生インターンのコメント>
阿部:お二人の仕事では人との繋がりが特に大きな構成要素になっているのだと思いました。相手の立場になって物事を考え、仕事をするということは自分が社会に出た際にも意識しようと思います!
水澤:向き合う一人一人のことを深く考えているからこそ、お二人は正確性や傾聴といった確かな軸をもって活動に取り組んでいるのだと強く感じました。私も誠実な姿勢を忘れず活動に取り組んでいきます!

2023年6月収録。役職名は当時のものになります。
文責:フードシステム変革推進チーム学生インターン 阿部