
卵を手に、誇らしげな住民の女性
HFWが支援するウガンダのカブンバ区では、協同組合が養鶏事業を行っています。鶏の産む卵は貴重なタンパク源として組合員と家族の健康を支えるほか、市場に出荷して収入にもなります。
地域がHFWの支援を卒業した後も協同組合がこの事業を継続できるよう、HFWは協同組合による自主運営をサポートしています。昨年は、協同組合がより効率的にヒナを購入できるよう、共同購入のしくみづくりをサポート。自信をつけた協同組合は、今年は生後間もないヒナを購入することを決定しました。生後すぐの飼育には温度管理など特別なケアが必要なため、昨年までは生後1ヵ月以上が経過したヒナを購入していましたが、今年からは生後1ヵ月のケアも協同組合が行います。これにより、協同組合の飼育能力の強化が期待できるほか、協同組合のヒナの購入費も1羽あたり7000シリング(251円)から2200シリング(79円)に削減されます。
協同組合が飼育したヒナはその生育期間に応じて、組合員が7000シリング(251円)~1万4000シリング(502円)で購入、その後の飼育を担います。以前は遠方の業者からヒナを購入していた組合員も、地元の協同組合から購入することで、購入費の削減になっています。
水とエサをやる器具を設置し、丁寧に鶏を育てる