報道によると、バングラデシュでは7月に発生した公務員採用の特別優遇枠制の改革を要求する学生らによる抗議デモが発生。治安部隊との衝突が激化して、多くの死傷者が出ています。8月5日、シェイク・ハシナ首相が辞任しインドへ出国。暫定政権が樹立する動きです。
8月6日のハンガー・フリー・ワールド(HFW)バングラデシュ支部職員からの連絡には、活動地のボダ郡とカリガンジ郡でも混乱が続いており、略奪や放火まで起きていることが触れられていました。
HFWでは、多くの死傷者がでている状況、特に若者が被害にあっていることを深刻にとらえています。
HFWではバングラデシュ支部職員の無事を確認し、安全確保のため事務所を一時的に閉鎖しています。通信も不安定な状況が続いていますが、引き続き支部事務所と連絡をとりつつ、バングラデシュの若者たちや活動地域の女性グループ連合会メンバーなどの状況を注視していきます。
<2024.08.27追記>
8月12日から、HFWバングラデシュ支部は事務所の閉鎖を解き、通常の体制による業務を再開しました。HFWバングラデシュ支部の学生ボランティア、2つの活動地域の女性グループ連合会メンバーの安全も確認しています。学生グループ、女性グループ連合会のメンバーは、それぞれの活動を再開しています。
▼参考記事(時事通信)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024080600964&g=int
▼夏募金からバングラデシュにもご支援ができます
https://www.hungerfree.net/join/donate/summer24/