バングラデシュ人にお知り合いはいませんか? : 飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD     

バングラデシュ人にお知り合いはいませんか?

「食料への権利」の実現に向けた法制化に署名をお願いします

署名はバングラデシュ国籍を持っている方であれば、世界中どなたでも下記のサイトから行うことができます。ご賛同いただけるバングラデシュ国籍の方は、ぜひご署名をお願いします。
また、バングラデシュに関係の深い知り合いの方やメディアなどに、広めてください。

署名サイトchange.org(英語)

フォリドプール技術大学での10万人署名

バングラデシュ国内では紙での署名も集めています


バングラデシュ憲法第15条(a)は、国民の生活必需品である、食料、衣料、住居、教育、医療を提供する国の基本的な責任を規定しています。しかし、生きていくために適切な食料を自らの手で十分に得られる「食料への権利」を実現するための具体的な法的枠組みはありません。
HFWはバングラデシュで、全国民に食料を保障する法案「食料への権利」法を求めています。そして、その法案が、飢餓をなくすために具体的な施策が盛り込まれたものになるよう、2018年10月16日までに10万人の署名を集めています。集めた署名は国民の声として、バングラデシュ政府に届けます。
例えば、農家への低金利もしくは無利子での融資や栄養不良児への栄養補助食の提供のような具体的な施策が盛り込まれると、農業の生産量が増し食料供給が増えたり、栄養不良児が回復するなど、バングラデシュ全国の人々が恩恵を受けることになり、飢餓の終わりにつながります。

ボダ女子大学での署名


「食料への権利」とは?
1948年に国連総会で採択された世界人権宣言第25条では、「すべて人は、衣食住、医療及び必要な社会的施設等により、自己及び家族の健康及び福祉に十分な生活水準を保持する権利並びに失業、疾病、心身障害、配偶者の死亡、老齢その他不可抗力による生活不能の場合は、保障を受ける権利を有する」と述べています。
性別や出身地にかかわらず、食料を生産したり購入したりすることで、誰もが空腹を満たすために十分な食料を得ることができるはずです。そして、各国の政府は国民の人権を守る義務があり、栄養ある食料を得られることは、最も基本的な人権のひとつです。
「食料への権利」について知る

developmentbd

バングラデシュの現状 4人に1人が食料不安
バングラデシュは2015年に中低所得国になりました。近年、極端な貧困は徐々に減少しています。しかし、食料生産の量が増加し、購入できる食材も増えているにもかかわらず、人口の4分の1の4000万人が食料不安を経験。1100万人が飢餓に苦しんでいます。栄養不良によって、子どもの体や心の成長が阻害される発育不良は5歳未満の子どもの36%にのぼります。また、最も貧しい人々とスラムの居住者の50%に影響を及ぼしています。バングラデシュでは、合計で550万人の5歳未満児が、慢性的に栄養失調に陥っています。この状況を変えるために、署名にご協力ください。

■署名は下記サイトから。
change.org

■キャンペーンの詳細については、次のURLをご覧ください。(ベンガル語)
https://www.facebook.com/signforRtFlaw/

※この署名活動について広めていただいた方は、いつどのようなところに広めたかを、ぜひ、お知らせください。効果的な活動の参考にさせていただきます。
広めたことをHFWに報告する