ボランティアの声~鐘ヶ江美沙さん : 飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD     

ボランティアの声~鐘ヶ江美沙さん

ボランティア鐘ヶ江さん

月1回社会貢献活動に関わるのが目標です

大学1年生のときに、国連食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所のインターンを経験。インターン終了後はHFWのボランティアとして、「世界食料デー」月間フードロス・チャレンジ・プロジェクトなど、HFWが参加するネットワークの活動を中心にボランティアとして関わり続けてきました。そんな鐘ヶ江さんに、ご自身の経験を語ってもらいました。


世界の食料問題に興味をもったきっかけは何ですか?

もともと国際問題や国連の活動に興味があって、大学で募集していたFAOのインターンに参加したのがきっかけです。ちょうどその頃、世界の食料ロス・廃棄問題についてまとめた報告書がFAOから出されて。世界には十分に食べられない人がいるなかで、先進国に住む私たちは大量に食べ物を捨てている現状を知って衝撃を受けました。そんななか、「私たちにも何かできることがあるんじゃないか」とも考えるようになって、FAOのインターン修了後もHFWのボランティアとして、「世界食料デー」月間やフードロス・チャレンジ・プロジェクトなどの活動に参加しています。

さまざまな団体が参加するネットワークの活動を通して感じたHFWの魅力は何ですか?

活動の内容が多様で、誰もが気軽に参加できるところです。インターンやボランティアとして定期的に参加することもできるし、予定が合うときにイベントに参加するという関わり方もあります。また、参加のきっかけとして、HFWが作成するチラシやポスターはわかりやすく、手に取りやすい。親しみやすいデザインやイラストからは、活動内容だけではなく、HFWに関わる人たちの温かさが感じられます。

大学時代から多くの活動に参加していますが、学生だからできることとは何でしょうか?

学生時代は自由に使える時間が多いので、いろんなことに挑戦できると思います。最初から規模の大きなことを企てるのもいいですが、まずは隣にいる人に自分の問題意識を伝えてみることから始まるのではないでしょうか。イベントなどに参加して自分の考えていることを言葉にしてみたり、わからないことを聞いてみたり。学生の場合、そうすることで同じような問題意識をもった仲間を見つけたり、すでに活動をしている人たちからアドバイスをもらったりしやすいと思います。私にはそうやってつながったHFWの職員や元インターン、ボランティアの方々がいるので、活動を続けるうえで心強いです。

社会人として、今後はどのようにHFWに関わっていきたいですか?

社会人になるとどうしてもボランティアに参加できる時間が減ってしまうので、今年は「月1回は社会貢献活動に関わる」ことを目標にしました。ボランティアはもちろんですが、イベントなどにできる限り足を運んで、一生懸命活動している学生を応援していきたいです。

インタビュー:前田愛理(ボランティア)

ボランティアでワークショップを担当する鐘ヶ江さん

「世界食料デー」月間2016のプレイベントではワークショップを1コマ担当

もったいない鬼ごっこの普及に協力するボランティアの鐘ヶ江さん

フードロス・チャレンジ・プロジェクトでは、教材の開発や普及にボランティアとして協力