ボランティアが続いているのは、本当に居心地の良い場所だから
学生時代に広報インターンを経験。大学卒業後は、IT企業で勤務し、その後NGOスタッフとして働く傍ら、Webサイトのリニューアル作業や動画制作などにボランティアとして参加しています。そんな横山さんに、ご自身の経験を語ってもらいました。
HFW の活動に参加したきっかけは何ですか?
大学に入ってから国際協力のサークルに参加していたのですが、そのときにNGOをいろいろと調べるようになり、HFWのことも知りました。「食」は私たちの生活と関わりが深いですし、日本人が優先して取り組むべきテーマだと考えていたので、2年生のときに活動説明会に参加して、ここでインターンをやってみようと思いました。
インターンの活動を振り返ってみて、印象に残っていることは?
広報インターンは、主に活動地から送られてくるレポートをWebサイトに掲載するために編集したり、SNSに投稿したりすることが仕事です。でも、実はインターンを始めるまで、Webサイトについての知識や経験はゼロで。でも、職員の方が丁寧に仕事を教えてくださったので、安心して仕事をすることができました。活動地から送られてくるレポートを読みながら、気づくことも多くありました。今まで、開発途上国での開発事業というと、正直、ダムを建設するとか、大規模に行うイメージが強くて。それによって環境が破壊された……というような情報も目にしました。でも、たとえば、HFWがバングラデシュで行っているの栄養改善のレポートには、その地域でよく食べられている食材を使ったり、調理法を工夫したりと、そこに住む人々のニーズにあった事業の報告が書かれていて。そんなやり方もあるのかという発見がありました。
インターンを修了して、社会人になってもボランティアを続けている理由は何ですか?
HFWが本当に居心地の良い場所だからです。いつ、どんなときも、職員が温かく迎えてくれるし、作業内容も丁寧に教えてもらえるので、Webサイトのリニューアル作業を行っていた時期には、ほぼ毎日HFWに来ていたこともありました。また、食に興味関心のあるインターンやボランティアさんたちとの交流を通して、みんなが安心して食べられる世界をつくることの大切さを、より一層感じています。これからも、HFWでのボランティアを通して得られる一つひとつの出会いを、大切にしたいです。
社会人だからできることって何でしょうか?
社会人であればさまざまな経験を積んでいるので、ボランティアとして貢献できることの幅は広がると思います。忙しくて時間がなければ、寄付という形で貢献することもできます。学生でも社会人でも、常に「もっとこうしたい!」という気持ちを大切に、小さなことから行動してみて欲しいです。
インタビュー:前田愛理(ボランティア)
インターンとしてイベントのワークショップ運営をサポート
イベント参加後、ボランティア仲間などと食事会