翻訳作業をしながら、HFWの活動や開発途上国の現状や問題を知ることができます。
自宅での作業が中心でメールで送られてくる活動報告書などを自分のスケジュールに合った量を引き受け、翻訳しています。
活動内容
HFWの一部の出版物、および内部の規約文書や会議資料などの和文英訳と英文和訳ができるボランティアの方を募集しています。在宅のみで翻訳をしていただけます。
応募条件
希望する人材
あれば歓迎の資格・スキル
または同程度の資格(日本人の方)
応募方法
取得資格および翻訳経験を明記のうえ、下記のお問い合わせフォームでお申し込みください。その際、「お問い合わせの方は詳細をご記入ください (必須)」欄に資格のスコアをご記入ください。トライアルを受けていただいた後、担当者より結果をお知らせいたします。
ボランティアからひと言
ウエト・セバスチャンさん
2013年にワーキングホリデーで来日中に、YEHのグローバル・ユース・カンファレンス(GYC)の通訳をインターネットで見て応募したのがきっかけです。GYCでは、若者たちが自分たちの活動やこれからの方針についてきちんとレポートを提出し、各国で情報共有していることに感動しました。HFWの現地の人々の自立支援の理念にも共感し、翻訳のボランティアがあることを知って手を挙げました。日本語は母国フランスで5年間、日本に一年留学して学びました。翻訳の作業は、残業はしないようにして仕事が終わった後や休日にしています。翻訳をしていると、ときどきアフリカ特有のフランス語だったり、背景が不明だったりして、一つの文章に30分あれこれ悩むことがあります。意味は通じるけれど、微妙な言い回しなど満足できない点もあって、もっと翻訳スキルを上げたいと思っています。
私は6歳のとき、家族旅行でマダガスカルを訪ね、子どもたちのやせ細った様子を見てとても衝撃を受けました。将来はNGOで働きたいという気持ちを持ち、これまでに世界の医療団や寄付サイトなど多くのボランティアをしてきました。開発途上国の課題全部を解決することはとても難しいことかもしれませんが、理想を失わず、目の前の自分にできることをやることが大切だと信じています。この翻訳を通じて世界を身近に感じることができ、そのなかで若者たちの頑張りを感じて、心があたたかくなります。
(2016年9月)
箱石典子さん
2002年から始めたので14年目になります。当時、週2回は会社帰りに通訳学校に通い、英語の会議通訳者をめざしていました。フランス語もずっと勉強していて、目標としていた検定試験に合格したこともあり、新しいことに挑戦してみようと、インターネットで検索して始めました。翻訳のボランティアは分量や納期など無理のない範囲でお引き受けしているので、長く続けていられます。普段は仕事と家事で、なかなか自分の時間をとれないのですが、いったん引き受けたからには責任をもって仕上げないといけませんので、かなり意を決して引き受けます。逆に言えば、責任を果たす、という口実のもとに、好きなフランス語に没頭できる贅沢な時間なのです。
以前、「ブルキナファソのスタッフの青年のある一日」を訳したことがありました。ふだん全く接点のない国でしたが、純粋な若者たちが自分たちの住む地域をよりよくするために頑張っている様子がとても印象に残っています。このボランティアをしていなければ知りえない世界でした。楽しみながらだれかの役に立てるのが、翻訳ボランティアの大きな魅力です。
(2016年9月)