緊急食料支援のクラウドファンディング成功にむけて、学生・社会人ボランティアが活躍しました : 飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD     

活動レポート 日本

2020.09.01 日本

緊急食料支援のクラウドファンディング成功にむけて、学生・社会人ボランティアが活躍しました

多くの方のあたたかいご支援のおかげで、終了1週間前までに目標額を達成。

約20人の情報拡散チームが発足

新型コロナウイルス感染症の拡大が続くバングラデシュで、食料を得ることができなくなった人々への緊急食料支援の実施を決定。そのために、ハンガー・フリー・ワールド(HFW)では初の試みとなるクラウドファンディングに挑戦しました。

HFWには普段から多くのボランティアが活動していますが、今回は緊急食料支援のクラウドファンディングの成功に向けて、情報拡散チームが発足。

学生や社会人に呼び掛けて集まった約20名のメンバーが広報活動に活躍しました。6月11日のオンラインによるキックオフミーティングでは効果的な広報のためのアイデアについて話し合いました。その後、LINEで情報交換しながら個人アカウントからそれぞれの身近な人々に呼び掛けたり、HFWのFacebookやTwitterの記事や投稿用の写真や動画編集を行ったりと、中心になって力を発揮しました。実際にボランティアチームの身近な人々への呼びかけで、多くの方が寄付してくださり、終了1週間前までに目標額を達成し、最終的に71万2280円を集めることができました。

SNS拡散のために提案されたアイデア

  • 個人の発信するその人の思いの強い内容はよく見られる
  • 文字だけより写真、さらに動画があったほうが反応がよい
  • 現地の危機感が伝わる臨場感があるものを発信する
  • ストーリー調にすると共感しやすい
  • Twitterは検索されやすいようもっとハッシュタグを活用する
  • Twitterのトレンドにあがっている言葉と絡めて発信する
  • SNSの投稿時間を、予約機能を使うなどして、見られやすい夕方から夜にする
  • 「気になる方は△△へ」などと誘導したほうが、アクセス数が増える
  • 「終了まで〇日」など、具体的な数字を交えて投稿してみる

 

初となる支部をつないだオンラインイベントも実施

6/23にはオンラインミーティングアプリZoomを使ってバングラデシュ支部とつなげ、現地からの生の声を届けました。参加者からの質問はチャット機能を使って受け付け、「政府の支援を受けられた人とそうでない人の差は?」「小売店を介して食料を届けた意味は?」「実際に食料を手にした人々からどのような意見が出ましたか」などの質問にミトンが答え、活発なやりとりが行われました。

今回の緊急食料支援のための情報拡散チームとして学生・社会人ボランティアチームが活発に活動しており、イベントの最後に、ボランティアの二人からクラウドファンディングへの協力やSNSによる情報拡散を呼びかけました。熱意のこもった呼びかけに、さっそく支援をしてくださった方も。半日で約5万円の支援につながりました。

>> オンラインイベントの詳しい内容はこちら

ボランティアチームの呼びかけで、別のボランティアが画像と応援メッセージを寄せてくれた

クラウドファンディング投稿用の動画編集にも協力してくれた

拡散チームメンバーの声 ~クラウドファンディングに寄せて~

インターンとして広報をお手伝いしていた頃、1番思い入れが強かったのがバングラデシュの栄養改善事業でした。食材や調理法の工夫で栄養状態の改善を図る事業は、現地の自然や文化を最大限に尊重しているように感じました。現地から笑顔の写真が届くと、とても嬉しかったのを覚えています。

そんなこれまでの取り組みで積み上げてきた成果や笑顔がコロナ禍で失われてしまうかもしれないと思うと、本当に悔しくてショックです。

命、そしてこれまでの成果をつなげられるよう、クラウドファンディングへのご協力をお願いいたします。

元広報インターン 横山さん