ベナンのアディナヴォ・ピエレットさん【インタビュー】

HFWベナンで女性組合の管理委員長を務めるアディナヴォ・ピエレットさんに、お話を聞きました。

Q. 女性組合に参加して変わったことはありますか？
私は女性組合に参加して初めて、みんなと力を合わせることで暮らしを変えていくことができると知りました。また、収入も増え、夫を亡くした私でも子どもの学費や家計を支えられるようになりました。さらに、HFWの研修で食と衛生などについて学んだことで、すべての加工工程で衛生を重視し、家も以前よりきれいに保ち、栄養価の高い地元の作物でバランスのとれた食事をとるようになりました。

Q. 女性組合の活動をめぐる最近の状況を教えてください。
私たちの女性組合では、大豆、落花生、キャッサバなどの加工食品を製造・販売していますが、コロナ禍により、活動は困難に直面しました。製品を市場で販売することや、集まって活動することさえ難しくなったからです。さらに、食料危機が起こり、原材料の高騰によって値上げしたことで商品が売れなくなり、状況はより困難になっています。
厳しい状況は続きますが、これまで日本の寄付者の方々とHFWが私と女性組合、そして地域にもたらしてくれた支援と変化に、大きな感謝を述べたいと思います。

Q. 今後の活動の展望や抱負を教えてください。
今後も、私たちの女性組合が栄養価の高い地元の作物を加工する良い見本を示せるように、活動を続けていきます。そうすることで、常に飢餓や食料不安と闘う住民たちの先頭に立っていきたいと思います。