ハンガー・フリー・ワールド(以下HFW)が私たちのヴォッセ村にはじめて訪れてから、早2年が経ちました。このご縁は、私たちが最も得意とする農業分野の発展を共に築くことに繋がりました。農業は私たちの生業であり、HFWは私たちが、この苦境から抜け出すために共に歩んでいます。
支援は、たった2年で目に見える形で現れています。研修の実施、農業機材の支給、雨期前には種や肥料配布が行われ、生産性の向上に貢献しています。それは実際、私たちの畑で目に見える成果となっています。昨年よりも良い収穫が期待できると確信しています。それはHFW、そして私たちを支援するためにHFWへ寄付してくださっているみなさんのおかげです。
「犬の喜びは尻尾の動きで分かる(嬉しいときは行動や言動から気持ちがにじみ出るという意味)」とモシ族の諺にあるように、私たちはヴォッセ村での支援に心から感謝しています。
みなさんからご支援をいただき、将来に希望が持てるようになりました。みなさんが引き続き私たちを支援し、自立の夢が実現するよう、神さまがみなさんに力と希望を授けてくださるようお祈りいたします。
最後に、私たちが抱える課題についてもお伝えさせてください。それは水不足に関わる問題です。これが改善できれば、乾期に野菜栽培を行うことができます。妻たちができるような収入創出活動もしていきたいです。家計の収入増に繋がり、私たちが自立への道を進めることができます。
ありがとう!ありがとう!ありがとう!
ヴォッセ村 ペオゴネーレ(訳:よりよい明日)住民組織 リーダー
ナッサ・ギヨーム
(2024年10月取材)
住民自身で地域の課題を話し合い、農作物の収量増を目指す活動を開始
環境の変化に強い作物の種を植えた
たくさんの作物が実った