国際協力の現場で日々起きるエピソードや日常生活をご紹介。
おもわず本音もこぼれちゃいます。
2022年12月15日
「今年も月日が過ぎるのが早かった」—毎年のようにそう感じていますが、2022年は特に強くそう感じています。
新しい中期計画が動き出したというのと、2年ぶりに出張に行くことができたということがそのように感じさせているように思います。活動地でどのように活動が進んでいくのかを、目標や原則に立ち返りながら各国の現地事務所スタッフとともに確認しながら進めてきた時間は、ワクワクするものでした。出張では活動地のみなさん、そして現地事務所のスタッフに再会でき、活動に取り組むエネルギーに改めて励まされました。
2023年も飢餓のない世界をめざして、ワクワクを感じながら、進んでいきたいと思います。
※写真はHFWのタグライン「食べる、生きる、明日を育む。」を掲げているHFWベナンの事務所。(画像をクリックすると拡大します)
海外事業担当:寺尾
2022年11月21日
毎年必ずロードトリップに出るようにしています。
夜空を見上げながら1日を振り返っていると、月の満ち欠けと毎日の記憶がつながる。そんな旅になります。最果ての地に憧れる一方、旅先での出会いは楽しみの一つであり、2022年も各地で友人が出来ました。
はたまた、匿名性を与えてくれる街『東京』では、新たに友人と呼べる存在を見つけるのが難しいかも知れませんが、今年は多くの人と繋がりました。主に外国人ボランティアから成るグループの存在を知り、参加することにしたからです。
旅に出ない週末は、ホームレスの人々のために夫婦で弁当やおにぎりを作り、他メンバーと共に夜の新宿をパトロールしています。80名以上の(かつて私たちのようだった)方々に食料などを配っているのですが、人間は一人で生きていけないと切に感じます。同時に、素晴らしい仕事だと心底思えることを、これからもやり続ける意欲が湧いてくる瞬間でもあります。
「書損じハガキ回収キャンペーン」担当:小林
2022年11月04日
その日はハンガー・フリー・ワールドが支援する協同組合のロードマーケット(将来は「道の駅」か?)を視察したり、養鶏などの活動に取り組む組合員を訪問していました。「ちょっと一休み」と車が停まったのは道路沿いのバスなどが休憩に停まるような場所。建物の陰で涼を取っていると、そばにいた女性が「ここは私が掃除しているのよ」と、声をかけてきました。彼女が示す建物を見てびっくり。建物の壁には、そこが12年前にハンガー・フリー・ワールドが寄贈した公衆トイレであることを伝える小さな記念碑が埋め込まれていたのです。地域の住民組織に雇われて「雨の日も風の日も、12年間毎日」このトイレを掃除して子どもを育ててきたと語る女性の自信に満ちた表情は、頭上の強い日差しを忘れさせてくれるまぶしさでした。
(写真をクリックすると拡大します)
海外事業部門マネジャー:細井
2022年10月18日
9月中旬から約3週間、HFW職員として最後となるウガンダ・ブルキナファソ訪問でした。コロナ禍で2年以上中断していた本部職員の出張が今年再開し、私も職員各々の人となりが見え、また面白い活動も様々にある中で、後ろ髪引かれる思いもあります。
また、普段遠く離れた国にいながらも支部運営に深く関わる本部担当が代わることで、私の後任と支部職員たちとの間で再び過去の経緯、現計画、更に文化の異なる一人ひとりを一から知るには、互いに非常な忍耐を要します。それでも今回去る私の背中を押し、今まで時に意見をぶつけ合いながらも協働してくれた真摯さへの感謝を、そして地元の食べ物やビールで私をもりもり(お腹いっぱいの時でも)餌付けしようとする人の良さへの親しみを心に。いつか皆さんに何らかの形でお返しができるよう、気を引き締めて参ります。
海外事業担当:米田
2022年09月29日
HFWでは会員のみなさまに定期的に刊行物をお送りしているのですが、「もっと会員さんの声をうかがいたい!」という思いから、今回はアンケートも同封いたしました。「どれくらい回答いただけるかな……。」とドキドキしていたのですが、複数の方からご回答が。
「応援しています。」というあたたかい言葉や、どのような思いでHFWを支援してくださっているのかを知ることができて、身の引き締まる思いでした。いただいたご意見を大切に、今後の活動にも活かしていこうと思います!
国内活動担当:四元
ハンガー・フリー・ワールド(HFW)は、アジア・アフリカで地域の住民と協力し、飢餓のない地域づくりを行っている国際協力NGOです。
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