順天高等学校。研修の成果でリラックスして進行
8月から全3回の研修会を実施した学生向けファシリテーション研修。11名の受講生が、HFW職員から飢餓や世界の食料問題、それらを多くの人に伝えるコツを学びました。※ 研修会の報告はこちら
そして、その成果発表として、10月の「世界食料デー」月間に合わせてワークショップを企画し、集客や進行までを行いました。
受講生11名全員が、自分の学校や母校、HFWの活動説明会などでワークショップを実行。計9回で約150名の参加を得ました。学生から学生へ伝えることで、ワークショップは自然と意見や質問も活発に。当日のワークショップの参加者からは身近な存在からの影響がプラスに働き、行動したいという感想が多く聞かれました。開催を許可いただいた学校の先生からも、先輩から話を聞くことで、より問題を身近に捉えられたという評価をいただいています。
この研修プログラムは修了しましたが、11名はお互いの企画も参考に、次へのアクションを考えています。「次は学校以外の場所でもワークショップを開いてもっと色々な人に伝えたい」と、HFWの活動説明会、SNSを用いた発信などこれからも有意義な活動が続きます。HFWは、引き続きサポートを行います。
東京学芸大附属国際中等教育学校。参加者から出された意見を使って、飢餓の問題を掘り下げていく
ワークショップ実践者には修了証を授与。これからもがんばるぞ!
Pickup!東京学芸大附属国際中等教育学校&順天高等学校
両校とも、放課後の時間を利用して実施。中高一貫校のため、中学生と高校生が並んで参加しました。東京学芸大附属国際中等教育学校は、前日の校内での呼びかけ活動が台風による休校で中止となってしまいましたが、知人に声をかけて11名の参加を得ました。順天高等学校は、チラシ配布で宣伝。参加者20名を見込んでいましたが、英語検定の説明会に重なってしまい残念ながら8名となりました。
予定より参加者数は少なかったものの、参加者の関心は高く、両校とも和気あいあいと盛り上がりました。参加者からは「高校の先輩がこんなに調べて私たちに伝えてくれたのが素敵だった」「世界の食料問題について考えたことがなかったけど、何ができるかクラスで話してみる」「自分でも勉強して伝えられるようになりたい」などの声。先生からは、「頑張る先輩の背中を見て、後輩たちや同級生もどんどん続いてくれると良いと思います」と今後への期待の声が聞かれました。
実践した受講生は、「理解をしているつもりでも実際に人に話すのは難しかった」「要点を資料にまとめて工夫したことで、参加者に理解してもらえて良かった」などの感想が聞かれました。