
なごやかな雰囲気の会場
昨年秋、生協組合員さん向けに、『世界の料理と食料問題を考える-いっしょに作ろう!ブルキナファソの郷土料理-』というイベントを開催しました。 2024年10月に HFWが実施する「書損じハガキ回収キャンペーン」にご協力いただいているパルシステム千葉、11月にご寄付をいただいているコープみらいで計2回に分けて実施。その時の様子を私、法人寄付担当の小林が報告します。
まずは飢餓問題、活動内容をお話し
両日とも15名ほどが参加してくださり、お母さんと一緒に足を運んでくれた子どもたちの姿も見られました。冒頭では「飢餓とは?」というテーマについて話し、HFWの活動国のひとつであるブルキナファソの様子をお伝えしました。みなさんの寄贈や寄付がどのような形で支援に役立てられているのかを説明しました。(パルシステム千葉では、「書損じハガキ回収キャンペーン」について、寄贈いただいたハガキや商品券がどのように換金されるかも説明しました。)
いよいよ調理の時間!
お昼が近づき、みなさんの空腹度が増したところで座学を終了、ブルキナファソ料理「リ・グラ」の調理に取り掛かりました。「リ・グラ」は、簡単に言うと揚げた魚と野菜が入ったトマトベースの煮込みごはんのような食べ物です。調理時間中も、実食中もみなさんの笑顔があふれていて、特に実食時は本日最大の盛り上がりを見せた瞬間でした!それにしても、普段から「食」への関心が高い生協の組合員さんたちは手際が良く、華麗なフライパンさばきがあちこちで見られ、会場全体がリラックスした雰囲気に包まれました。これこそが料理イベントの醍醐味だと思います。
無理なくできることとは?
当日は開会の挨拶で「無理なくできることを続けていきませんか」とお声がけしたのですが、その言葉をきっかけに私自身の取り組みについて質問いただきました。環境問題と飢餓問題は深く関係しているため、アフリカで見た村の水源がプラスチックで汚染されていた話を交えながら 「ペットボトル飲料を買わなくなって3年以上経つ」とお伝えすると「それなら自分にも出来るし、家族に提案してみよう」などの声が上がりました。また「無駄な買い物をしない」「作り過ぎない、食べ過ぎない」 などの声も上がりました。みなさんがそれぞれに行動のヒントを見つけてくださったようでした。
最後に、ブルキナファソの乾いた大地でも育っている野菜の写真をお見せし、イベントは散会となりました。帰りがけに「地道に続けてきたからこそ、前に進んでいるのですね。私にできることが見つかった気がします!」と感想を伝えてくださる方がいました 。強く握り返してくれたその手の温もりを、私は今でも覚えています。本当にありがとうございました。
ブルキナファソ家庭料理「リ・グラ」のレシピはこちら
切手、商品券などを集め換金することで活動資金に
ブルキナファソ家庭料理「リ・グラ」
ブルキナファソ ワルドゴ村の作物の様子
私が報告しました!
小林亮裕 法人寄付担当
2019年からパートタイマー職員として入職。途中コートジボワールで約4か月暮らした後、2023年1月から職員として現業に従事。マイブームは東北地方、薪を焚べること、ダッチオーブンで作るニンジンの丸焼き。