YEHが再始動。協同組合活動とリンクした形でより大きな効果をめざします : 飢餓のない世界を創る国際協力NGO ハンガー・フリー・ワールド HUNGER FREE WORLD     

活動レポート ウガンダ

2020.07.31 ウガンダ

YEHが再始動。協同組合活動とリンクした形でより大きな効果をめざします

   

リーダーシップと組織統治を学ぶナッケデ区のYEH

7月にカブンバ区、ルグジ区、ナッケデ区、トゥンバリ・ルウェンウェデ区の4つの活動地で、これまで活動が止まっていたYEHの再始動の会議を開催しました。

会議の目的は、新たにYEHメンバーを集めて再結成させ、YEHたちの持つ強み、弱みと取り巻くチャンスとなる機会、脅威となる外部環境について分析(SWOT分析)を行い、2020年以降の活動計画について話し合うことです。
カブンバ区、ルグジ区、ナッケデ区では各11名、ルグジ区では10名が参加し、それぞれリーダーを選出しました。 SWOT分析は強みを伸ばして欠けているものを補い、リスクを最小限にして成功へのチャンスを最大限に生かすための分析です。YEHの強みとして、人口に占める割合の高い若者が、農業に従事し、HFWが支援している協同組合にも参加しており、お互いに連携して事業を完了する力があること。弱みとしては若者がリーダーシップを取る機会が限られていること、収入創出活動がなく、さらに貯蓄習慣がないことから貯蓄額も少ない、協同組合やボランティア活動に興味を持たない人もいる、ということなどが挙げられました。気候変動や感染症の脅威があるものの、HFWなどによって研修の機会があり、協同組合に加入すれば政府の補助金を活用する機会があることも共有されました。

これらの話し合いの結果、以下のようなことが決まりました。
1、YEHはリーダーシップ委員会が率先して運営とメンバーを管理するための規則や規程について定める
2、より多くの若者に協同組合への加入を勧める。
3、YEHは毎月1回は会議を行い、組合の執行委員のメンバー1名が必ず出席する。

これによってYEHと協同組合がバラバラの活動するのではなく、一体となってより効果的に活動できる体制になりました。今後の研修で事業の計画と管理、会計、財務についてなど、さらに能力が向上することが期待できます。そして、YEHは資源やスキル、支援を効果的・効率的に利用して、持続的な若者の育成と、「食料への権利」実現に向けた能力を身につけられるようになります。

リーダーを選出するカブンバ区のYEH

ウガンダの最新レポート


ウガンダ関連情報